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メルカリで値段の「¥マーク」を小さくしたら購入率が伸びた理由、ペイディがサービス名を「カタカナ表記」にする理由など、プロダクトのマーケ施策まとめ30(2023)
2023年に取材した記事から、長く参考になりそうな施策をまとめました。※ 数値等はあくまで取材当時のものです。 1、商品ページの「¥マーク」を小さくしたら購入率アップ(メルカリ)メルカリでは、商品詳細ページの「値段の¥マーク」を小さくしたところ、購入率が大きく上昇した。 理由としては、¥マークを小さくしたほうが、心理的な「価格の圧迫感」が減って、心理的にすこし安く感じるためと考えられている。例えば、¥マークが大きいと桁数が多く感じたり、価格を高めに感じやすい。 この案が
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サービス名を「カタカナ表記」主体にしたら指名検索と口コミ数が成長。累計100万人が注文した「レンティオ」が語るユーザーコミュニケーション施策。
家電のサブスク・レンタルサービスの「レンティオ」さんを取材しました。 なぜサービス名表記の「カタカナとアルファベット問題」に取り組んだのでしょうか? 高橋: 当初は、何も考えずに「Rentio」と表記することも多かったため、お客様もアルファベットの「Rentio」で認識や入力をされていたと思います。 すると、一発で覚えにくかったり、指名検索で入力しづらかったり、口コミ投稿でタイプミスが起こっていたり、という問題が発生していました。 レンティオが普及して「当たり前のサー
上手くなるより「下手でも上手くいくコト」を探す。年商60億円の「北欧、暮らしの道具店」のクラシコムが続ける「新しい取り組み」を成功に導くためのコツ。
「北欧、暮らしの道具店」のクラシコムさんを取材しました。 「北欧、暮らしの道具店」について教えてください 青木: 僕らが運営する「北欧、暮らしの道具店」は、顧客との関係性をライフカルチャー(世界観)が支える、ユニークなプラットフォームです。 2023年7月期の売上は60億円超、年間の購入者は約20万人となっていて、商品売上の半分以上は「オリジナルブランド」が占めています。 ミッションは「フィットする暮らし、つくろう。」です。これは「自分の生き方を自分らしいと感じ、満足
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ARRが23億円を突破した「ココグルメ」に聞くペットフードブランドの急成長の裏側。ポップアップで「対面で話した人」と「少量を買って帰る人」の収益性が高くなるワケ。
販売食数が1.2億食を突破した「ココグルメ」さんを取材しました。 「ココグルメ」について教えてください。矢作: 獣医師監修の「手づくりフレッシュペットフード」です。コンセプトとしては「手づくりごはんで、一生愛そう」を掲げています。 2019年6月に発売されて以来、累計の会員愛犬数は20万頭を突破していて、累計の販売食数は1億2,000万食を突破しています。 ビジネスモデルとしては、サブスク(定期購入)が中心になっていて、ARRは23億円に到達しています。 僕らが解決す
0から立ち上げて、サブスク会員計11万人。「GREEN SPOON」が語る、SNSやメディアで話題を呼ぶ「ブランドの体験設計」のコツ、1つの「言葉の発見」で売上が伸びた話
主菜やスープが冷凍で届く「GREEN SPOON」さんを取材しました。 GREEN SPOONについて教えてください。田邊: GREEN SPOONは、野菜たっぷりの「冷凍デリ」が届く宅食サービスです。電子レンジにかけるだけで素材が料理になります。 2020年3月に開始して、会員数(サブスク)は累計11万人を超えています。単品販売もありますが、全体の85〜90%はサブスクになっています。 忙しく働く女性を中心に、「食で自分を大切にしたい。でも簡単にヘルシーに済ませたい」