アプリマーケティング研究所
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メルカリが検索に「売り切れ品」を置く理由、初期のLINEが友だち追加を「電話番号マッチング」に絞った理由など、アプリのマーケティング施策まとめ30
2017年〜2020年(+α)に取材した記事から、今でも参考になりそうな施策などまとめてみました。※ 数値等はあくまで取材当時のものです。 1、フリマアプリの検索結果に、あえて「売り切れ商品」を表示している理由(メルカリ)フリマアプリの「メルカリ」では、検索をかけると販売済みになっている、「売り切れ品」も表示されるようになっている。 あるとき邪魔ではないかと、検索結果から「売り切れ品」を消してみたら、あらゆる数値(継続率・購入率など)が悪化してしまった。 実は「売り切れ

撮影組数は約10万組。出張撮影サービス「ラブグラフ」が成長した理由。カップルから家族向けに転換して依頼が3倍。非合理な決定が「選ばれる理由」につながる話。
出張撮影の「ラブグラフ」さんを取材しました。 「ラブグラフ」について教えてください。何度も見返したくなる写真を撮影する「出張撮影サービス」です。2014年にスタートして、累計の撮影組数としては約10万組となっています。 撮影ジャンルは「家族」が半分以上を占めています。最近伸びているのは「プロフィール写真」で、これは2年で3倍に依頼数が伸びています。 例えば、カッチリ撮った写真よりも、自然に撮った写真のほうがマッチ率が高いという理由で、マッチングアプリに使われる方も多いよ

MAUが600万人を突破した「調整さん」が語る成長の裏側。リクルートからスピンアウト創業した経緯、日程調整サービスで見るべき指標。
日程調整ツールの「調整さん」を取材しました。 「調整さん」について教えてください。北野: 国内最大級の「日程調整ツール」です。月間アクティブユーザー数としては600万人、出欠登録数としては累計で1.6億回を超えています。 最もよく使われるのは「飲み会や旅行」などの日程調整で、全体の60~70%程を占めています。プライベートでの日程調整がメインです。 プライベートの日程調整が多いので、出勤・退勤・昼休みの時間帯などは、アクセス数がめちゃくちゃ伸びる傾向がありますね。 運

プッシュ通知で「習慣化を促進」したら継続率が5%カイゼン、気持ちが高まる瞬間に「おめでとう」などで再訪率1.4倍、Reproが語るプッシュ通知とアプリ内メッセージ。
Reproのカスタマーサクセスの方に「プッシュ通知とアプリ内メッセージ」の効果を高める工夫を聞きました。 ※ 本記事はRepro株式会社より、依頼を受けて執筆したPR記事です。記事の最後に「プッシュ通知のチェックシート」等の無料DLの告知もあります。 プッシュ通知とアプリ内メッセージ。プッシュ通知とアプリ内メッセージは、特徴に合わせて使い分けることで、アプリの指標を高めることができます。 即効性が高いのは、課金や購入などの「コンバージョンに近いところ」と、離脱などの「落

売上が「ほぼ0円」のピンチから800万人が利用するまでに成長。モバイルオーダーの「ダイニー」が語る、最速で仮説を検証する「開発をしてはいけない」検証のコツ。
モバイルオーダーPOSの「ダイニー」さんを取材しました。 「ダイニー」について教えてください。山田: 飲食店向けの「モバイルオーダーPOS」です。2019年に現在のサービスの形でリリースしていて、累計ユーザー数は800万人を突破しています。 消費者側の体験としては、飲食店の卓上にあるQRコードを読み取ることで、自分のスマホからメニューを注文できるようになります。 飲食店側の体験としては、売上を上げるツールとして、CRM(例:クーポンの配信)や様々な分析ができるようになっ

埋め込み型の登録フォームでCVRが2倍。ウェビナーは「2つ以上の日程」で集客力が高まる。ホントに効果のあった「WEBサイトのCVR」9つのカイゼン施策を才流に聞く。
BtoBマーケティングの才流さんを取材しました。 「才流」さんについて教えてください。もともと、僕の前職はガイアックスという会社で、そこでやっていた事業を譲渡してもらってできたのが、株式会社才流という会社でした。 ただその事業は1年半ほどでやめてしまって。それでBtoBのコンサルビジネスにピボットして今に至る、というのが沿革です。 昔のガイアックスはゴリゴリの営業会社でしたが、2006年くらいに経営判断として、インバウンドマーケティングに舵を切ったんですよね。 その頃