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ZEPETOは「インスタ時代の絵文字」として流行している説。文字に感情をのせるのが「絵文字やスタンプ」なら、ZEPETOは「写真に感情をのせる」ツールになっている。

3Dアバターがつくれるアプリ「ZEPETO」ユーザーにインタビューした結果をまとめました。日本ユーザー・中国ユーザー 各1名(20代 女性)

目次:
1、ZEPETOは「絵文字の進化版」写真に感情をのせる
2、ZEPETOでアウトカメラ映えを「自撮り化できる」
3、ZEPETOによる「自撮りのタイムシフト化」
4、ZEPETOを入れれば「同じ写真にはならない」
5、ZEPETOが飽きない理由と編集の快適性
6、ZEPETOの拡散経路と続くキッカケ
7、インスタで見かけるZEPETOでこそあげられる写真
8、友達のZEPETOを「ビジュアルタグ」のように使う
9、有名人との自撮りや野良コラボについて
10、ZEPETOアプリ推計データ(月間DL数や収益など)
11、中国で「ZEPETO」が流行っている理由
12、中国企業のZEPETOのユニークな活用法
13、VRとしての「ZEPETO」の可能性
14、アプリの仕掛けやインスタ活用法
15、ZEPETOの新機能や今後について

※このシリーズは定性調査を通じて、ユーザー行動や隠れたニーズを学ぶことを主目的としています。全体を正確に調査したものではありません。

日本の20代女性ユーザー(東京)に聞いたZEPETOの使い方。

◎1、ZEPETOは「絵文字の進化版」写真に感情をのせる

わたしは、ZEPETOは「ストーリーに載せるため」につかっています。

インスタのストーリーって、ただ「風景だけ」の写真をのせても、連続でパッパッとみていくと「誰の写真なのか」が伝わりにくいと思うんです。

でも、ZEPETOをのせると「自分を入れられる」んですよ。表情とかポーズで気持ちも伝えられる。絵文字みたいに気持ちを足せるっていうか。

ただ、おせちの写真をのせると「おせちだ」ってなるけど、ZEPETOを入れると「誰ちゃんおせち食べてる」って、自分を思ってもらえるんです。

だから、ZEPETOは「絵文字の進化版」みたいな感じでつかってます。ほかの写真に重ねられるので、ストーリーにはすごく載せやすいです。

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※こんな感じで、写真に"誰が"と"感情"を強調するスタンプのように使っていると。ZEPETOに慣れると「ないと寂しく思えてくる」とのこと。

◎2、インカメラ映えとアウトカメラ映えがあって、アウトカメラ映えを「自撮り化できる」

ストーリーに写真をのせるときに、自撮りだと映えるスポットもあるけど、自撮りじゃ映えないスポットってあって。

たとえば、シンデレラ城って自撮りしちゃうと映えなくて。それよりも、シンデレラ城を大きくバックに、ジャンプして撮ったほうが映えますよね。

海とか風景もそうです。あと一人でいるときに「映える壁」があるとか。そういう、ホントは自撮りしたいけど、それじゃ映えないときってあって。

そういうときに、ZEPETOをつかうと「自分を足せる」じゃないですか。するといい感じになるんですよ。

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※アウトカメラで映える「風景や自然など」に、ZEPETOを足すことで自分が写っているような、写真に変えられると。ZEPETOはアプリから背景を透明で保存したり、カメラロールの写真に合成することができる。

◎3、自撮りのタイムシフト化。リアルタイムに自撮りしなくても「一緒に過ごした写真」が成立する。

それと、ZEPETOって「後から付け足せる」のも便利なんですよ。

友達と一緒にいるときに、おしゃべりに夢中になっちゃったり、ご飯食べるとき対面だったりすると、自撮りするタイミングがなかったりする。

あとは、地元の友達と会っていて、お互いスッピンでダサい服を着てたり、友達が撮られるの好きじゃなかったり、お店が暗くて撮れなかったり。

そういう時、後で写真にZEPETOつければ「一緒に過ごした感」が出せる。ZEPETOは常にフルメイクフル装備だし盛れる盛れないもない。笑

人が写ってないと「誰かと一緒に行った」ってわかりにくいけど、ZEPETOをつければ「2人で遊んだんだな」ってわかるじゃないですか。

ただ、タグ付けするよりも「誰かと一緒にいる感」が出せるみたいな感じ。

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