コスメレビューは「語彙力がない」ほうが良い。コスメアプリで「評論より感動」を重視する20代女子の話と、可愛くないアイコンは「まとめる」の隠された意味。
メイクアプリ「LIPS」をよく使っている、スマホユーザー(22歳 女性 ※前回のTikTokと同じ人)に聞いた話をまとめました。
目次
1、LIPSで「コスメの評判」を調べる理由
2、コスメのレビューは「語彙力がないほうが良い」
3、評論よりも「これ良かった!」で肯定されたい
4、可愛くないアイコンを「フォルダにまとめる」理由
5、LIPSから「通販とフリマ」につなげてほしい
6、アットコスメを"昭和のアプリ"と評した理由
7、フリマを使ってると「定価でコスメが買えなくなる」
8、中古コスメは「誰から買うか?」で抵抗感を薄める
9、美容アプリは「綺麗すぎない人」が宣伝すべき
10、コスメは「持っていてかわいいか?」も重要
11、LIPSの投稿体験「若者には"いいねの習慣"がある」
1、LIPSで「コスメの評判」を調べる理由
コスメをみていて「これいいな」と思ったら、それの評判をチェックするために「LIPS」をみています。2カ月半くらいつかっています。
とくに「チークランキング」みたいな、ジャンル別のランキングがすごく便利。それで上位の商品だったら買うし、あんまりだったら他のにする。
コスメってパッケージを見ただけじゃ「それが良いのか悪いのか」ってわからないから。買うまえに評判をチェックする必要があって。
今度、お店の化粧品売り場にいったら、周りを見てみてくださいよ。女の子がスマホで何かを調べてますから。それ、みんな評判をみてるんですよ。
むしろ「なにも調べないで買う人」って、いまめっちゃ少ないと思いますよ。
※2017年1月公開のアプリ
2、コスメのレビューは「語彙力がないほうが良い」
LIPSって「インスタの化粧品バージョン」みたいな感じもあって。文章メインっていうよりかは、かわいい写真がたくさん載っているんです。
しかも、若い人がつかってるから、文章も読みやすいんですよ。無駄に語彙力がなくって、文章が下手くそだから。逆にそれがわかりやすい。笑
だって、べつに長文の感想なんていらない。どれくらい「良いと思ったか」が知りたいから。絵文字とかで気持ちが伝わったほうがいい。
アットコスメのレビューとかは、ちゃんとしてる文章が多い。でも、それって長すぎてどこが結論かよくわかんない。パッと読んだときにわからない。
だから、わたしはコスメだったら「語彙力ない感じのほう」で全然いい。
3、評論よりも「これ良かった!」で肯定されたい
なんか、いまの子って「肯定してもらいたい」みたいな空気があると思う。
もう「これ買った方がいいかな?」って思ったときには、ほとんど「買いたい」って決めていて、それを後押ししてくれる何かを探しているみたいな。
だから、インスタとかもそうだけど、あんまり否定的な意見っていらない。それよりも「これよかった!」って気持ちが知りたい感じはある。
※評論ではなくて、つかった人の「これ良かった!」という感動体験がみたいと。ただ、逆にそれに不満を感じている人(レビュー)もいる。
4、可愛くないアイコンを「フォルダにまとめる」理由
LIPSは「アイコンが可愛い」ところも好き。てか、アプリのアイコンが「可愛いか可愛くないか」って、けっこう重要だと思いますよ。
なんだろう「色がついてる」のは可愛いなと思うんです。Loftのアイコンは可愛い。LINEも可愛い。C CHANNELも可愛い。インスタはおしゃれ。
可愛くないアイコンは・・・ 食べログとかはあまり可愛くない。メルカリもそこまで可愛くない。なんていうんですかね。カラフルなほうが可愛い。
背景に色がついてないと、目立たないし安っぽく感じる。文字が書いてあるやつも「ただ書いてあるだけ」って感じで好きじゃない。
可愛くないアイコンだと、端っこにフォルダでまとめちゃう。それで、ちっちゃくなって見なくなる。メルカリはよく使ってるけどしまってます。
わたし的には「まとめる」ってのは、アプリを消すのとそこまで変わんない。消す一歩手前が「まとめる」って感じ。押し入れにしまうみたいな。
それで、次にアプリを整理するときに、あまり見ないで一気に消しちゃったりする。だから、アプリをまとめると、そのうち消すことになる。
※この「可愛くないアイコン問題」は、あくまで一人の感想ではあるものの、米国の調査で「アイコンが気に入らなくて消した」ことのある若いユーザーが20%いるという、comscoreのデータもあったりする。
5、LIPSから「通販とフリマ」につなげてほしい
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