見出し画像

あえて「即レス」はしない。大学生が語ったスマホとSNSの「繋がりっぱなし世代」が感じる「自分の時間を大事にしたい」感覚の話

ユーザーインタビュー4名分をまとめました。

目次:
1、あえて「即レス」しません
2、整形は「自分のなりたい顔」になる時代ですよ
3、あつ森で「オンライン落語」をきいた話
4、コロナ禍の旅行で「あるお土産」を買うようになった理由

※このシリーズは定性調査を通じて、ユーザー行動や隠れたニーズを学ぶことを主目的としています。全体を正確に調査したものではありません。

1、あえて「即レス」しません

ある大学生が、最近の若い人は「即レス」をあえてしない人が増えている、という話をしていた。なぜそう思ったかを聞いてみると、

❝ 私も2-3日返信しないこともよくあります。LINEの一言のところに「返信が遅いです」と書いている人も結構いたりするんです。

私の妹は「返信が遅いです。既読無視しちゃう時があります。緊急であれば電話してください。」みたいに書いていますね。

中国の留学生と話した時も、日本人の学生は「すぐ返信ほしい」と言わないと2〜3日返信こない。中国人はみんな即レスと言っていました。❞

画像8

繋がりっぱなし世代と「自分の時間を大事にしたい」感覚

なぜ「即レスしない人」が増えているか聞くと、「SNSとの距離感」をうまく取るようになっているからだ、という話だった。

スマホで「誰かと常につながる」の裏返しは、「自分だけの時間がない」ということでもあり、オンとオフの境界線を消し去ってしまう。

❝ 今大学生である私の世代って、中学の頃からLINEやSNSが出てきたので、みんな使い慣れてきているのかなとも思う。

LINEやSNSが出てきた頃って、ずっと繋がることができて、瞬時にやりとりできるのがメリットに感じましたが、逆にそうすることで「オンとオフ」が無くなっているなとも実感します。

だから、バイトのシフトはすぐ返信する一方、自分の時間を自分なりに使いたくて無理に「即レス」しなかったり。なので、返信に追われることに少し疲れている人が、増えているのかなという感覚もあります。❞

いつでも連絡できるし、いつでも連絡がもらえるからこそ距離感をとる。SNSとの距離感をとって「自分の時間」を優先する。

チャットのラリーの速度を落として「レスの遅さ」をお互い許容し合って、うまく距離感を取るとのこと。

続きをみるには

残り 3,121字 / 7画像
アプリやプロダクトの成功事例が学べるマガジンです。プロダクトの売上やユーザー数を伸ばしたい人にオススメです。成長プロダクトのインタビュー、効果のあったマーケティング施策、事例やデータなどが中心(月に7記事ほど)多くの過去記事も5年ほど遡って読めます。クレカ決済だと初月無料なのでお試しでもぜひ。

月刊アプリマーケティング

¥2,000 / 月 初月無料

プロダクト運営について学べるマガジンです。アプリやプロダクトの売上やユーザー数を伸ばしたい人にオススメです。月に7記事ほどお届けします。