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Tik Tokの「スロー&倍速撮影」が投稿ハードルを下げ、縦画面が「マネしやすさ」を上げた。ヘビーユーザーに聞いた8つの話。

動画アプリの「Tik Tok(ティックトック)」について、TikTokを毎日見ているユーザー(22歳 女性)に聞いた話をまとめました。

目次
1、Tik Tokは「ミュージックビデオ感覚」でみる
2、Tik Tokに慣れるとテレビが遅く感じる
3、Tik Tokの「投稿ハードルを下げる」仕組み
4、Musical.lyとの違いは「おすすめの精度」
5、Tik Tokの投稿者は「中高校生がメイン」
6、Tik Tokは「YouTubeのウザい広告」で話題が広まった
7、Musical.lyには「時代遅れのアプリ」という感覚がある?
8、他人の動画が保存できるためにTikTokで起きている現象。

1、Tik Tokは「ミュージックビデオをみてる」感覚のアプリ(動画と音楽の中間)

Tik Tokは、毎日みていますね。うーん、動画アプリでもあるし…音楽アプリでもあるし、という感じなんですよ。音楽も流れてちょっと楽しくなる。

だから「動画と音楽の中間くらい」というイメージですかね。ミュージックビデオをみている感覚に近いかも。SNSっちゃSNSだけどつながりは浅い。

アプリでたとえるなら「ミクチャのパリピバージョン」みたいな感じかな。笑

 ※ミクチャ=MixChannel(ミックスチャンネル)

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2、Tik Tokのテンポに慣れてしまうと「テレビの展開」がすごく遅く感じる。

あの、わたし的には「YouTubeとTik Tok」は似ていて。これって「テレビの代わりになるもの」的なくくりなんですけど。

それで、最近思うのは「Tik Tok」みたいに、動画がすごく短くて、テンポが良いものをみてると、テレビが遅く感じてくるんですよ。

テレビの30分なんて、展開がおそすぎておそすぎて。全然みてられないというか。どんどん我慢できなくなって、いつのまにか見なくなってる。

テレビはひとつの番組で30分か1時間。YouTubeは「1つ5分くらい」で見られるものが多い、TikTokなんて「1つ10秒」とかでみられます。笑

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3、Tik Tokの「投稿ハードルを低くする」仕組み

わたし気になりすぎて、Tik Tokで動画を撮ってみたんですけど、ほかの動画アプリよりも「動画をつくるハードル」は低いなと思いました。

いままでの、Vineとかミクチャって、動画を撮ってから音をはめていくんですけど、Tik Tokの場合って、音を流しながら動画を撮るんです。

それも、普通の音楽じゃなくて、DJがやるみたいに音楽を切り取って、再生の速度を変えたりしながら、そこに動画を合わせていく。

おもしろいと思ったのは「撮影の速度」を変えられるところ。スローモーションにもできるし10倍速にもできる。

ってことは、ふつうの動きを「超高速で撮る」だけでおもしろい感じになるから、ちょっと一手間加えた動画も、簡単につくりやすいんですよ。

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それと、Tik Tokだとマネがしやすい。YouTubeで「完コピ動画」をあげようとすると、アイドルの踊りをコピーしなきゃいけないじゃないですか。

でも、Tik Tokだと縦画面で撮るので、うつる範囲が「顔と上半身」くらいなんですよね。そうすると、振り付けも片手でできるくらいだしマネしやすい。

これ、音と動きがはまってうまく出来たときは、すごく気持ち良いですし、撮っているときも楽しかったです。

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※動画を撮りながら「撮影スピード」をできることと、縦画面で上半身だけ(顔と手の振り付け)で成立することが、ハードルを下げていると。

4、Tik TokとMusical.lyの違いは「おすすめの精度」

Tik TokとMusical.lyの違いは何かというと・・・

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