メルカリ検索で「石原さとみ」 モノの価値よりヒトの価値で服を買う。20代女子に聞く「ヒトのブランド化」による購買経路の変化
メルカリで「人の名前を検索」してモノを買うという、スマホユーザーのKTさん(22歳 女性)の話をまとめました。
目次
1、メルカリ検索で「石原さとみ」服を探す心理
2、ファッションの探し方「モノよりヒトの価値」になってる話
3、ドラマで「かわいい服」が出現すると、メルカリが儲かる
4、メルカリは「早く届けてほしい」ときにつかう
5、美容系ユーチューバー「コスメ紹介」の影響力
6、激安コスメが流行ってる理由も「ヒトのブランド化」
7、ユーチューバーが信用できるのは「芸能人じゃなくて友達だから」
8、スマホケースを「人に合わせて」使い分ける理由
9、友達に見せる用の「ファッション彼氏写真」の話
1、メルカリ検索で「石原さとみ」服を探す心理
メルカリで洋服はよく買います。人の名前で検索したりとか。メルカリで「石原さとみ」とかで検索してますよ。
そうすると「石原さとみ着用」の服が出てくるので。これは「このドラマで着てた服です」とか「雑誌の何月号で着てた服です」って意味なんですけど。
そういうのを見ると「あ〜かわいい。わたしも着たい!」ってなって買っちゃう。わたし、石原さとみが大好きなので、そうやってます。笑
そうやって探せば、雑誌とかをひとつずつ追いかけなくても「石原さとみが着てた服」が探せて便利ですよね。
※実際にメルカリで「石原さとみ」と検索に入れてみると、いろんなキーワードが出てきておもしろい。主にドラマ名が多い。
2、ファッションの探し方が「モノよりヒトの価値」になってきている話
だから、最近はなんか「その服がどうのこうの」ってよりは、「誰々がつかっているから自分もほしい」ってなること多いですよ。
え、ほんとに。ブランドは気にしないです。周りの子も「このブランドの新作の服が」みたいなのって、そこまでチェックしてない。
それよりも「誰ちゃんが着てたから買う」のほうが絶対に強いと思う。わたしは2年くらい前からそんな感じかも。
3、ドラマで「かわいい服」が出現すると、メルカリが儲かる理由
ドラマで「かわいい服」を見つけたとき、メルカリから買うこともあります。
たとえば、ちょっと前ですけど「失恋ショコラティエ」っていう、松潤と石原さとみが出てたドラマが、すごい人気だったんですよ。
そのときに、石原さとみが着てた「ワンピース」があって。それがめっちゃかわいかったんですよ。「わたしもあれ着たい」ってなるような。
でも、みんな同じことを考えるから、すぐ売り切れになっちゃって...。
しかも、芸能人がドラマで着てる服って、ちょっと高いんですよ。そのときのワンピースも、たしか定価が4万円くらいだったんですけど。
そういうときは、メルカリで検索するんです。すると、ほかの服のブランドが出している「似たようなワンピース」が出てくるので。笑
石原さとみが着た瞬間に「似てる服」がいっぱい発売されるから、メルカリで「石原さとみ 失恋ショコラティエ」とかで検索すると見つかる。
結局、わたしもメルカリで買ったんですけど、2回着たら満足して「もういいかな」ってなったので、また「石原さとみ着用のやつと同じデザインです」みたいに書いておいて、メルカリで売りました。
そのときは、4,000円で買ったのに、また4,000円くらいで売れましたね。石原さとみ、1月からドラマやるから、またこうなると思いますよ。
4、メルカリは「早く届けてほしい」ときにつかう
あと、メルカリって「早く届けてくれる」のがいいんですよね。
わたし、大事な予定の直前ギリギリに「このコスメで行きたいな」と思うときがあって。2~3日前くらいだと、普通の通販だと間に合わない。
でも、そういうときメルカリだと「すぐ発送してくれるなら即購入します」って言うと「じゃあ、分かりました」ってお願いきいてくれる。笑
楽天とかで買うときは、そういうお願いできないですよね? 楽天だと早いやつは早いけど、遅いと4~5日かかることもある。
だから「急いでいるときはメルカリで買おう」ってなることがあります。
5、美容系ユーチューバーが「おすすめコスメ」を紹介すると発生する2つのニーズ
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