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ソシャゲは「個の戦い」から「皆でやるもの」に変わった。200万円を課金した会社員が語る、最近のスマホゲーの課金引力。

二人のスマホユーザーにインタビューしました。

<目次>

1、ソシャゲは「個の戦い」から「皆でやるもの」に変わった。200万円課金した会社員が語る、スマホゲームの課金引力の話。

2、1日20回は「インスタ」を開く女子大生が語る、インスタの「タイムライン」と「ストーリー」の違い。

1、ソシャゲは「個の戦い」から「皆でやるもの」に変わった。200万円課金した会社員が語る、スマホゲームの課金引力の話。

一人目は、スマホゲーム好きの、東京都のイケさん(会社員 27歳男性)

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いまやっている「スマホゲーム」をおしえてください。

メインでやってるのは「モンスト」「パズドラ」「白猫」「DQMSL」ですね。会社では営業職なので、移動中とかもずっとゲームしています。

基本、新作ゲームがでたら、ほぼダウンロードしています。リリース直後って障害が起きるので、「詫び石」がもらえるのを、狙ってるのもありますけど。

「スマホゲーの課金額」でいうとどのくらいですか?

全部の累計だと200万円くらいでしょうか。大体月に5〜7万円はつかっています。タイトルでいうと、モンストが100万円、パズドラが40万円です。

新しいアプリをいれたら、とりあえず5千〜1万円は突っ込んでますね。新しくゲームをはじめて「すぐに強くなる」のって気持ちがいいので。

ゲームをダウンロードして最初に「こだわること」ってなんですか?

やっぱり「リセマラ」ですよね。スタートダッシュをかけるために。一番いいランクのキャラがくるまで、何度も何度もやり直します。

「ドラゴンボール」のソシャゲのときは、3日間ずっとリセマラしてました。回数でいうと150回以上はやったと思います。「悟飯」が欲しかったんです。

もう、会社の昼休みも飯食いながら、ずーっとリセマラ。でも、そこまでする価値はあります。最初に強いキャラとっておくと、後がかなり楽になって、割とすぐみんな抜かせちゃうので。

最近のスマホゲームってどうですか。以前とくらべて変わったことは?

ソシャゲって以前は「個の戦い」だったんです。パズドラの時代とかはとくに。一人でやるようなのが多かった。単純に「自分が敵に勝てるかどうか」

それが「モンスト」が出た頃から、みんなでやるようなゲームが増えて、「他人とくらべて自分はどうなんだ?」と、意識させられることが多くなった。

たとえば「特定のキャラ」をもっていないと、そのイベント/ダンジョンには参加できない。そんなゲームも増えてきていますよね。

そういう風に「周りの人間」が絡むと、課金への「引力」もどんどん強くなりますし、ガチャをひく機会が増えているのではないかと感じます。

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なるほど。人間が絡むことで「課金したい」と思う瞬間はどんなときですか?

いろいろありますけど「友人と飲みながら」とかですかね。宝くじやるみたいなノリで、「一緒にガチャひくか」となることもありますし、隣でレアキャラ引かれたら「じゃあ自分も引いてやる!」ってなりますよね。

でも、必ずしも「強いキャラが出る」ばかりが、おもしろいことではないかもしれません。たとえば、めっちゃガチャ回したのに、「強いキャラ」が全然でなかった。そんなときも「あ〜あ、爆死した」みたくネタになります。なんだかんだ盛り上がれるんですよ。そういうのも含めて。

もう周りの人とゲームやるのが、当たり前になってきました。会社の同僚、通っている美容師さん、ネットで出会った人、みんなとつながっています。

イケさんにとって「スマホゲーム」を何かに例えると?

なんでしょう。コンビニでモノを買うのと一緒。ほんとに消費活動のひとつ。それくらい当たり前のことです。お金を入れることに抵抗も何もない。

あとは「自己顕示欲」を手軽に満たせるのはあります。他人に「自分はこれくらい強いですよ」といえるから。だから、誰もやってないゲームで、強くなっても、意味ないんですよ。それじゃあ、自慢にならないから。

ちなみに、いろんな新作ゲームを触ると「このゲームは流行る」とかって、なんとなくわかりますか?

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