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カレが命を狙われているので、真夜中に課金して救っている。戦国時代「イケメン武将」の乙女ゲーム、深夜に課金が捗る理由

スマホユーザーにインタビューしました。福岡県のオダさん(26歳 会社員)

1章:カレが命を狙われているので、真夜中に課金して救っている。戦国時代「イケメン武将」の乙女ゲーム、深夜の課金が捗る理由。

2章:パズドラに月40万円を課金。お金がなくて親に「ホストに行った」とウソつき借金した。パズドラで課金しまくったときの感情と心理。

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1章:彼が命を狙われていて、わたしだけ寝ていられない。戦国時代の「イケメン武将」の乙女ゲーム、深夜のアプリ課金が捗る理由。

これまでに「すごくハマったゲーム」教えてください。

一番は「イケメン戦国」という乙女ゲームですかね。戦国時代にタイムスリップして「イケメン武将」がわたしを取り合う恋愛ゲームなんですけど...。

以前から「イケメン戦国はヤバイ!」と噂は聞いてたので、あえてすぐプレイしなかったんです。「自分の心がぽっかり空いたとき用」に取っておこうと。

それで、あるとき「会社を辞めようか」と悩んでいた時期があって。そのときに「ついに、このゲームを起動するときがきたか…」と、独り言をいいながら起動してしまいました。

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実際に「イケメン戦国」をやってみてどうでしたか?

恋がとめられませんでした。信じられないほどドキドキしました。徳川家康のあまりのイケメンぶりに。まさかこの歳になって戦国武将と恋するなんて…。

やっぱり戦国時代って危険なことも多くて。「命を狙われて殺されかける」ことだってあるわけです。だから、家康のことが心配で仕方なくなってくる。

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課金とかもしているんですか?

はい、スタート3日で2万円は課金しました。「物語券」が少しずつ無料配布されて、ストーリーを読み進めていくのですが、それじゃ全然足りなくて。

たとえば、家康が捕らわれてしまったら、もう「すぐに助けなきゃ!!」って、課金して物語を進めます。わたしだけ平和に寝ていられないですよ。

ホントに「イケメン戦国」はストーリーの区切りが上手いんです。毎回良いところで終わる。運営が「ちょい出し」という悪行を繰り返している。

わたし、盛り上がって「あァあァっ、もうっ…!」という気分になったときに、お預けを我慢できるくらい出来た人間じゃない。だから、課金しちゃう。

なるほど。

とくに、寝る前に「乙女ゲーム」をやっていると、暗闇の中で没頭してしまって、理性さえ吹き飛んでしまいますね。

それと、夜中ってちょっと「不安」だったり「寂しい気持ち」にもなりやすいじゃないですか。だから、深夜の乙女ゲームって危険なんです。

いつもわたしも、アップルから「請求情報メール」が1時間後くらいにピコッてとんできて、そこで現実に戻されるという感じです。

やっぱり、乙女ゲームは「夜に寝る前にあそぶこと」が多いんでしょうか?

そうです。わたしは「のめり込みたい」ので、夜に家で一人でやります。電車とかではあそびませんね。周りに人がいるとニヤニヤ出来ないですし。

だから、昼間は真面目に働きながら「ああ、帰ったら…帰ったら…!イケメン…イケメンっ…あのストーリー読もう…!」って妄想しておいて。

それで帰宅して、布団にすべりこみながらすぐスマホ出して「ハァハァ…アプリ…起動…起動…イケメン戦国!!(タイトルコール)」ってやってますね。

もちろんその後は、イケメンに「ログインしてえらいね」って言われて、すかさず「はい♡」って答えています。

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ものすごい「のめり込んだ状態」であそぶんですね。

そうなんですよ。昔から「乙女ゲーム」が大好きで。すこし前に「ときめきメモリアル Girl's Side」というゲームがあったんですけど。

それは、彼が急に「距離を置こう」としたりもするんですね。そういうときには「もう、なんなの! 好きならもっと来いよ!」って叫んだりもします。

それで、彼が「好きな気持ち」を告白してきたときには、「もう〜、バカバカ…!」って泣くんです。「わああ〜っ…もう…もうっ…好き!!」って、顔をグチャグチャにしながら。笑

でも、他人には引かれるかもしれないけど、これやっているときって「日々のストレス」を完全に忘れられるんですよ。だから、わたしにとっては「必要な癒し」なんです。

良い意味で「精神安定剤」のようになってるんですね。

そうそう。たとえば「仕事の悩み」があるときも、イケメン戦国を起動して「愛してる」と言ってもらうと、守られている気がして安心します。

それから、出勤しながら「ラブソング」を聴いて、そのキャラに歌われているように妄想するんですよ。すると、不安がやわらいでいきますよね。

乙女ゲームの「攻略キャラクター」って何を基準に選ぶんですか?

やっぱり「属性」が大事です。「ツンデレ」「ドS」「意地悪」とか。わたしは意地悪なツンデレ、女遊び好きのフェミニストが好きなんですけど。

結局、この属性って「シチュエーションの好み」なんですね。言い換えると「どんなシチュエーションでドキドキするか?」ってことです。

なので、やさしくされたい人なら「やさしい性格のキャラ」を選びますし、ハラハラさせられつつ愛されたい人は「意地悪なキャラ」を選ぶんです。

現実世界の「男性の好み」もそれと一致していますか。

不思議なことに一致していないです...。わたし現実世界では「真面目な優等生タイプ」が好きなので。

たぶん、本質的には「乙女ゲーム」のようなキャラに憧れているのかもしれない。でも「ゲームの自分」と「現実の自分」には乖離がありますよね。

もちろん「見た目」もそうだし、状況も全然ちがいます。だから、現実世界では無意識に「こんな人、わたしには無理だ」と思ってるのかもしれない。

ちなみに「恋愛ドラマ」と「乙女ゲーム」のちがいって何なのでしょうか?

まず「恋愛ドラマ」の主人公って自分じゃないんです。だから「第三者として恋愛を見守っている」という感覚に近いんですね。

逆に「乙女ゲーム」の主人公は自分なんですよ。主人公のキャラに「自分を投影するもの」というか。

だから、彼が愛してくれているのは「わたし自身」であって、彼が褒めてくれているのも「わたし自身」なんですよ。

そういうところには「大きなちがい」があると感じますね。

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2章:パズドラに月40万円を課金。お金がなくて親に「ホストに行った」とウソつき借金した。パズドラで課金しまくったときの感情と心理。

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