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喋るより逆質問。生配信では「面白いからみる」より「構って欲しくてみる」心理が強い。ミラティブ配信者が語る「視聴者を増やすコツ」と配信継続したくなるバッジシステム

2名のスマホユーザーにインタビューしました。

1、ミラティブ配信者が語る「視聴者を増やすコツ」と配信継続したくなるバッジシステム
2、ゲームに重課金する「ギルド婚活女子」が語る、月5〜10万円の課金が婚活として考えると安い理由

※このシリーズは定性調査を通じて、ユーザー行動や隠れたニーズを学ぶことを主目的としています。全体を正確に調査したものではありません。

1、ミラティブ配信者が語る「視聴者を増やすコツ」と配信継続したくなるバッジシステム

※カズトさん(20代 男性)

よくつかっているアプリを教えてください。

ミラティブで配信をしていて、いま「250日連続」で配信をしていますね。配信が習慣になっていて、配信しないと気持ち悪いくらいです。

自分はもともとゲームが好きで、どうせ一人であそぶんなら、みんなと配信しながら遊んだほうがたのしい、という理由で配信しています。

たとえば「ブロスタ」というゲームを、視聴者とチームを組んで一緒に遊んだりしていますね。

ちなみに「YouTubeの動画」ではなく「ミラティブの配信」を選んだのはなぜですか。

YouTubeだと短期的に得られるものが少ない。編集も大変なのに短期で視聴数が増えるとは限らない。中長期のメリットまで辛抱しにくい。

ミラティブだと、スマホから配信できるからハードルが低いんですよね。「ゲームをやるついで」くらいの感覚で配信できる。

だから、一方的にコンテンツをあげてるってよりは、来てくれた人とのコミュニケーションをたのしむ、って感覚に近い。

いまの視聴者も、ミラティブの中から知ってくれた人が多い。ツイッターよりもミラティブのフォロワー数のほうが多いくらいなので。

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ミラティブで配信していて「これは上手い仕組みだな」と思うことがあれば教えてください。

配信者が「まいにち配信」するともらえるバッジは上手い仕組みです。

ミラティブには、連続の配信日数でもらえるバッジがあって、「7日〜100日」「100日〜365日」「365日以上」の3種類があるんです。

それがあると、はじめの頃は「100日を目指してがんばろう」となるんですけど、100日を超えるとそれが「失いたくないもの」に変わるんですね。

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どういうことですか?

100日を超えるとバッジの種類が変わって、見てくれる人や配信者から「100日以上のバッジってすごい」という目で見てもらえるから。

はじめて見にきてくれた人からすると、100日以上バッジがついていたら、「この人は毎日あそびにいける人なんだ」とも思ってもらえる。

やっぱり「毎日やってる安心感」があるとまたきてもらいやすい。おもしろくても「たまにしか配信しない人」だと安定感がないと思います。

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配信をみてくれる視聴者を「増やすコツ」はありますか。

見てくれる人を増やすコツは「相手に逆に質問する」だと思います。配信をみにいったけど「相手にしてもらえない」って面白くないから。

僕が配信していて思ったのは、視聴者が何を求めて配信にくるかというと「構ってほしい心理」というのがあると思っていて。

面白いからみるっていうよりは、「構ってほしいからみる」「褒めてほしいからみる」という人も、結構多いんじゃないかと感じています。

だから、僕は配信のコメントを99%拾います。例えば「田中さんいらっしゃい。最近どうなの?」とか、よく来てくれる人には質問をする。

初見の人だったら「鈴木さんはこのゲームやってますか?」と質問して話しかけてコメントを引き出す。逆に呼びかけるんですよ。

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