スマホがあれば記憶力はいらない。頭で記憶する40代社員とスマホで記録する20代の配送効率の話。Googleマップの活用術。
スマホユーザー2名にインタビューしました。Googleマップをつかって効率的に仕事をしている20代の話など。
目次:
・Googleマップをつかったら「飲み込みが早い」と言われた
・40代の社員たちは「自分の頭で記憶しようとする」
・Googleマップで「営業も効率化」トップ10%の営業成績に
・インスタで「ウソの自分」撮影代に250万円つかった20代女性
・インスタのキラキラ偽装は「ソシャゲのアバター説」
※このシリーズは定性調査を通じて、ユーザー行動や隠れたニーズを学ぶことを主目的としています。全体を正確に調査したものではありません。
東京都のヒロさん (23歳 男性 社会人)
よくつかっているアプリを教えてください。
ホテルとか喫茶店に「業務用のパン」を配送する、ルート営業の仕事をしているのですが、いつもGoogleマップには助けられています。
東京って道が複雑だから「道を覚えるまで」に時間がかかりまけど、Googleマップに「ラベル登録」すれば、音声と地図のナビに従えばいいだけ。
しかも、ラベル登録って「ホテルの駐車場」とかにピンを刺しておけば、駐車場がどこにあるのかさえ、覚えなくて良くなるのが便利なんですね。
配送の仕事に関しては、Googleマップがあれば記憶力はいらないんですよ。
でも、うちの会社の歳をとっている社員や上司の人たちは、全部自分の頭で覚えようとしていて。頭で覚える必要はないと思うんですけどね。
社内でGoogleマップの話をすると「どういう反応」が返ってきますか。
参考にしてほしくてこの話をすると、30歳前後だと理解してくれる人もいるけど、40代以上の社員は「わからへんわ、ついていけへん」となります。
なかなか理解してもらえないですね。昔からの確立されたやり方が根強くて。業界的にもちょっと遅れているのかもしれない。
自分は新人のとき「飲み込みが早い」とも言われたのですが、Googleマップでルート記録するのに「1日あれば十分だった」というだけなんです。
なるほど。
あと、配送の合間には、喫茶店に「うちのパンを使ってくれませんか?」と飛び込み営業もするのですが、その時もGoogleマップが役立ちます。
先輩たちは車でグルグル回りながら、目についたお店に営業をしているんですけど、自分はスマホをつかって営業していて。
これのおかげで、営業スタッフが百人以上いるなかでは、トップ10%の営業成績に入れています。でも、営業トークが上手いというわけではなくて。
ただ、Googleマップを便利につかっているだけ、という感覚なんですよ。
具体的にはどう使っているんですか?
例えば、Googleマップで「喫茶店」とかで検索すると、そのエリアの店舗の一覧もわかりますし、お店の混雑している時間帯までわかります。
それを見て「空いてる時間帯」に営業にいくんです。忙しいときだと営業は相手にしてもらえないから。笑
他にも「混雑情報からわかること」って色々あって。たとえば、東京のビジネス街だと「平日は混むけど日曜は空いている」とわかったり。
あと、お昼だけバーンと混んでいると「ランチが強いんだな」とか、オープン時間から混んでいると「開店から並んでる。予約制なのかな」とか。
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