フリマアプリで売買される「ライブの銀テープ」1本1,200円で売れる理由。関西のジャニオタが語る「フリマアプリ」の使い方。
スマホユーザーにインタビュー。ジャニオタが語る「フリマアプリ活用術」
目次
1、ツイッターで開催される「チケットオークション」の実態
2、ツイッター+フリマアプリで「匿名取引」ができる
3、フリマアプリで売買される「ライブの銀テープ」の謎
4、ジャニオタの「インスタ進出」とセルフのバーチャルライブ
5、どのフリマアプリにもつけて欲しい「メルカリのある機能」
兵庫県のアサカさん(20歳 大学生)
ふだん「よくつかってるアプリ」を教えてください。
フリマアプリをよくつかっています。ジャニーズグッズを中心に、総額10万円くらいは売っていますね。
例えば、ツイッターで「チケット」を譲ったり。ツイッターで「チケット譲ります」って投稿すると、ジャニオタが集まってくるんですよ。
チケットを求めている人が、「#ライブ名+譲る」「#ライブ名+求め」とかで検索してきて、リプライでオークションが始まるような感じ。
わたしが出したときは、リプが3日で10〜15件きて、元値が8,000円だったチケットが、最終的に45,000円で売れてしまいました。
そこからは、どうやって「チケット取引」するんですか?
条件交渉が終わると、決済と配送はフリマアプリをつかいます。そうすれば、住所や名前も知られないで済むし、お金が振り込まれない心配もない。
この場合、メルカリではなくて、手数料のないフリルやラクマを使います。
ちなみに、普通にフリマアプリとかチケキャンに出品することもあるんですけど、それだと「オークション形式」じゃないので、需要がありそうなチケットはまずツイッターに投稿するようにしていますね。
※この使い方が多いのなら、フリマアプリは「クローズドページ」の場合は取引手数料を低くすれば、売上は伸ばせるのかもしれない(?)
ちなみに、どうして「チケットの値段」ってそんなに高騰するんですか?
なぜ、チケットが高騰するかというと、席のエリアによって価値が違うから。
例えば、嵐や関ジャニのグループが好きな人は、どこの席でもメンバーみれるのでいいんですけど、ジュニアが好きな人って「ベストな席」で見たい。
そのジュニアが踊る位置というか、自分の担当はステージ左にしか出ない、とかがあるので、そのエリアのチケットの競争率が激しくなる。
わたしたちジャニオタからすると、やっぱり多く金額を払ってでも、望む席のエリアを確保したい。そうすると、チケットの値段も高騰します。
なるほど。
それから、フリマアプリで「銀テープ」もよく売られてます。銀テープってわかりますか? コンサートの最後に盛りがってバーンって噴射されるテープ。
とくに、関ジャニの「銀テープ」は高値で売れるんですよ。この前は、1本1,200円で7本も売れて、それでチケットの元が取れてしまいました。
銀テープって、コレクションとして欲しがる人が多いんですね。公演で取りそびれた人も欲しがるし、公演に行けなかった人も記念に欲しがる。
グループロゴが入ってたりもするので、キーホルダーに加工する人もいます。
そうしたら「銀テープが降ってくるとき」って争いになるんですか。
争いになります、戦争です。メンバーが歌っていても「銀テープ」が発射されたら、もうみんな上しか見ていません。取り合いになっていますね。笑
関ジャニだと7人メンバーがいるのですが、銀テープがメンバーカラーの7種類あって、直筆のメッセージも入っている場合もあるんです。
だから「ひとつ取れれば満足」ってわけじゃない。例えば「わたし、錦戸くんのが欲しい」ってなったら、必死で取りに行かなくてはいけない。
※「甲子園の砂」みたいな感じか聞いたら「そうだ」と言ってました。
ここから先は
月刊アプリマーケティング
プロダクト運営について学べるマガジンです。アプリやプロダクトの売上やユーザー数を伸ばしたい人にオススメです。月に7記事ほどお届けします。