スマホで撮るだけで「宿題の解答」が出現。中国の宿題お助けアプリ「作业帮」の便利な機能とオンライン家庭教師の召喚システム
中国現地に住んでいる「Nさん」に中国アプリについて寄稿いただきました
目次:
宿題お助けアプリ「作业帮」
・スマホで「撮るだけ」宿題の解説が出てくる
・アプリから「オンライン家庭教師」を呼び出すことも
・中国の宿題事情、宿題に追われる学生たち
性の総合アプリ「他趣」
・「性の悩みや話題」が共有できるアプリが人気に
・課金して女の子と二人で話せる「2ショットダイヤル」
・需要があったが中止になった「シェア彼女」サービス
1、スマホで撮るだけ。宿題お助けアプリ「作业帮」
「作业帮」アプリは、わからない問題を「スマホで撮るだけ」で、すぐに解答を教えてくれるという優れモノです。
画像から「どんな問題か?」を認識してくれます。わからない問題が出てきたら「答えと解説文」を見ながら、効率良く勉強することが可能です。
仕組みとしては、膨大な問題がアプリ内に蓄積されていて、画像から類似問題を検索した上で、解答を出すという形になっているようです。
アプリの年齢対象は、小学校の準備クラス(幼稚園の年長組)から高校三年生の大学受験まで。教科は数学・英語・国語の問題に対応しています。
※問題の写真を撮って「該当箇所の切り取り」を行うと解答が出てくる。グーグルの画像検索のような仕組みに近いのかもしれない。
スマホから「オンライン家庭教師」を召喚できる
それでも問題がわからないときには、アプリ上にオンライン待機している先生を呼び出して、マンツーマンで授業を受けられるようにもなっています。
料金は30分で55元(880円程度)です。わからないところがあれば都度、オンライン家庭教師のような感覚で、勉強を教わることができます。
アプリからわからない問題をアップすると、先生がすぐにリアルタイムで「通話+オンラインホワイトボード」をつかって解説してくれます。
レッスン後は「先生を評価する」というシステムになっているため、解説がわかりやすい先生ほど、人気が集まるようにもなっています。
※CtoCというよりは「アプリ側で用意した先生(2〜3人)」が常にオンラインで待機しているというイメージ。料金は30分880円でチャージして、それを消費して教えてもらうことが出来るよう(3分×10回など)
中国の宿題事情、宿題に追われる学生たち
中国の宿題事情としては、非常に「子どもへの教育熱」が高くて、小学生のうちから山のような宿題に追われている、ということが挙げられます。
中国の小・中・高の学生たちが、宿題に費やしている時間は世界平均の2倍、日本の4倍の毎日3時間以上、というデータもあります。
宿題が終わらないため「親が手伝う」のも当たり前になっていて、中には「過労死する中学生」が出て、問題になったこともあります。
中国の宿題は詰め込み式が多く、また親にも解けない難題が出されます。切羽詰まってしまったときに、オンラインの先生は本当に助けになります。
参考サイト:https://withnews.jp/article/f0151216001qq000000000000000W0230301qq000012795A
2、 性の総合アプリ「他趣」
ここから先は
月刊アプリマーケティング
プロダクト運営について学べるマガジンです。アプリやプロダクトの売上やユーザー数を伸ばしたい人にオススメです。月に7記事ほどお届けします。