YouTubeでイメトレ出産、大食い動画でダイエット、勉強動画で集中する図書館効果、などYouTube視聴の多様化、6つのニーズ。
最近、YouTubeの視聴方法が、かなり多様化してきていると感じます。
そこで、ユーザーインタビューやYouTubeを見る中で、「こんなことが起きているな」と思うニーズや現象を、いくつか分類してまとめました。
目次:
1、欲望の代替満足(ペット・ダイエット・貧乏飯)
2、現実シンクロ視聴(勉強・作業・一人飯)
3、動画による実例学習(動き・音声・工程)
4、気持ちや感覚の「調律や拡張」(お風呂・寝落ち・食事)
5、本当の姿を知りたい(就活・旅行ホテル・赤ちゃん)
6、動画レビュー(服・コスメ・試乗飛ばし)
※全体を正確に調べたものではありません、一意見としてご参考ください。
1、欲望の代替満足
動画に没入することで、なんとなく擬似体験する。現実では満たされない「○○したい」という欲望を、動画をみることで解消する使い方。
例えば、猫を飼いたくても飼えない人が「猫の動画・生配信」をみて、飼いたい気持ちを満たす。我慢できなくなると、猫カフェに行く人も。
ゲームしたいけど時間のない人が、ゲーム実況動画を「早回し」でみることで、ゲームしたい欲をインスタントに解消する。
ダイエット中にものを食べたい人が、大食い動画を見ることで、食べたい欲をなんとなく解消する。逆説的ですが、こういう人は結構いるようです。
また、貧乏で白米しか食べられない人が、大食い動画を「精神的なおかず」にしている人も。味がするわけではないが、気が紛れる効果がある。
どういうことかというと、辛いのは「一人で白米を食べている」という現実であって、それを意識することで精神的にも削られてしまう。
そのため、誰かがたのしく食事している動画をみて、意識を別方向に向けているのだという。
この手の話は、木下ゆうかさんの動画をみている人がとくに多いと感じる。独特の魅力があるのかもしれない。
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