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まとめ買いがまとめレビュー動画に転換。「SHEIN」が購入品動画と商品IDによって、YouTubeやTikTok上で「バイラル型の通販アプリ」のようになっている話

今月のユーザーインタビューの内容をまとめました。

※このシリーズは定性調査を通じて、ユーザー行動や隠れたニーズを学ぶことを主目的としています。全体を正確に調査したものではありません。

● 1、購入品の動画レビューから広まる「SHEIN」の話

SHEIN(通販アプリ)のユーザーに、話を聞きつつ使用感をまとめました。

まず買い方として面白いのは、YouTubeやTikTokの「これ買ってよかった」という購入品動画が、起点になって購入されていること。

安くて大量の商品がある中「どれを買うといいか」という信頼性の問題が、購入者による動画レビューによって解決されている。

仕組みとして面白いのは、SHEINでは商品毎に「商品ID」が振られていて、URLがなくても動画などでも商品を伝達しやすいこと。

※ この商品IDは、おそらく「数字のみ」で、IDにアルファベットを含まない点も非言語的な設計として、バイラル性に貢献しているかも。

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SHEINの購入動画の人気は、TikTokのハッシュタグを見るとわかりやすく、ユニクロやしまむらよりも、視聴回数が多いのが印象的。

ちなみに、海外タグだと「#shein 95億回」「#sheinhaul 27億回(購入品的な意味のタグ)」と、視聴回数は圧倒的に大きくなる。

※ SHEINはグローバルで伸びていて、世界で1日に45万DLほど増えていて、Amazonの1日のDL数を超えている、という調査会社のデータも。

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おもしろいのは、低単価な商品+送料無料やクーポンという仕組みにより、必然的に「まとめ買い」をする人が多いところ。

まとめて買ったほうがお得 → まとめ買いしたものを動画等でレビューする、というループに新規ユーザーは巻き込まれやすい。

ツイッターで検索しても、YouTubeの動画をみても「爆買い」「大量購入」などは、セットで語られる頻出ワードだと感じます。

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まとめ買いがまとめレビューに転換、それがSNSのアルゴリズム(ひとつでも気にいればいいねする等)にのっかって、情報デリバリーが促進される。

そして、商品IDなどの仕組みから購入に転換する。このようなサイクルがうまく回っているように見えます。

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また、SHEINは違った視点でつかっているユーザーがいたら、インタビューなどをもとに解説してみたいと思います。

SHEINがどんな会社か、事業構造など詳しい話は、英語だと「Not Boading」のニュースレター、日本語だと「Off Topic」が詳しくおすすめです。

● 2、オンライン授業で「友達ができない人」が増えている(Sさん 20代 大学生/女性)

大学3年生のSさんの周りでは、「大学に友達がいなくて困っている人」が、わりと増えているのだという。

理由は、オンライン授業が長めに続いたことで、薄い関係性だった友達や、クラスで挨拶だけする「よっ友」との関係性がリセットされるため。

教室というコミュニティがなくなったことで、偶発的なコミュニケーションが減ってしまい、仲の良い子以外とは付き合いが減ってしまったと。

オンライン授業

● 3、最近は「これ自分に似合うの?」にみんな悩んでる。(Sさん 20代 大学生/女性)

化粧品や服を買うときに、最近は「本当に自分に似合うのか?」に、みんな悩んだり迷ったりしているという。

理由としては、インスタやYouTubeで口コミが充実して、化粧品などの性能は調べられるため、その次は「これって自分に似合うの?」ということが、みんな気になっているためだと

つまり、商品の性能やスペックの次として、自分との相性が求められてる。良い商品や流行ってる商品でも、自分に合うとは限らない。

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