インスタ女子が語る「LINE衰退説」 ストーリー起点からの「脱線おしゃべりDM」がチャットアプリの入る隙間を潰している話。
インスタの「ストーリー」をよくつかう、スマホユーザーのKTさん(22歳 女性 ※前回のLipsと同じ人)に、聞いた話をまとめました。
目次
1、インスタで「タイムライン疲れ」を感じるワケ
2、ストーリーとDMが新たな「コミュニケーションの起点」に
3、インスタがもたらしつつある「連絡先交換の死」
4、ストーリーコンテンツの多様化「ごっこ動画・絵文字漫画」
5、インスタDMから「アンケート調査」がよく送られる理由
6、「ため撮りして流す」試着室のフォトスポット化
7、中高でパッとしなかった女友達がインスタにハマるワケ
8、ギャップ狙いのジムやプロテインの「ファッション化現象」
1、インスタで「タイムライン疲れ」を感じるワケ
最近は、インスタのタイムラインをみなくなりました。なくなっても困らないくらいには…。ほとんどストーリーしかみていませんね。
タイムラインの投稿って、スクロールしていくのがだるい。だって、タイムラインって「自分で考えて止めなきゃいけない」じゃないですか。
どれが「見たい投稿」なのかわからないから、どこで止まったらいいのかもわからない。文字も邪魔ですよ。「続きを読む」みたいなのも押さないし。
しかも、ちゃんと投稿をみたら「いいね」しないといけない気がするし…。
でも、ストーリーならタップして「見るだけ」でいい。みたくない人のは「こいつのは見ない」って一瞬で飛ばせるし。「いいね」もなくて快適。
これたぶん、わたしだけじゃないです。最近、タイムラインに投稿しても「50いいね」しかつかないんですよ。前は「80いいね」はついたんですけど。
だから、みんなストーリーばっかりみてるんだと思いますよ。普通の投稿って、編集にもかなり気をつかいますしね。
だから、ストーリーなかったら「インスタに疲れてたかも」って思います。
※インスタの、友達や知人をハードル低くフォローして、とにかく投稿をみたら「いいねしまくる」という習慣が、ある意味「インスタのアルゴリズム」を狂わせてしまい、起きている現象なのかもと少し思いました。YouTubeだとこうはならない気がします。
2、ストーリーからのDMが「コミュニケーションの起点」になっている。
ここ数ヶ月は、LINEじゃなくて「インスタのDM」をつかって、ほとんど会話するようになりました。
なんでかっていうと、ストーリーから会話がはじまるからですよ。
ストーリーにコメントした流れから、そのまま「明日ご飯いかない?」みたいになって、インスタでおしゃべりが続いていくんです。
ストーリーにコメントすると、インスタのDMで会話したことになって、メッセージの記録が残るんですよ。だから、LINEの出番がなくなってる。
わたし、サブウェイが大好きで「サブウェイを紹介する動画」をストーリーにいつも載せていて。そうすると、毎回3〜4人からはコメント来ますね。
なんか「また!?」「サブウェイのステマかよw」みたいな。それで、そこから全然関係ない話になって「ご飯行かない?」みたいになったりする。
3、インスタがもたらす「連絡先交換の死」
この感じだと、わたしLINEつかわなくなりそうだな、って思います。
インスタで出来ないことって通話くらい。インスタで通話できるようになったらもうわかんないです。
あと、インスタってLINEみたいに「IDを交換」する必要もないから。最近は「連絡先を交換する」ってことも、少なくなりましたよね。
インスタを本名でやってる子なら検索すればいいし。あと、友達になるのって、だいたい「友達の友達」だから、勝手に「友達かも」って出てくる。
そういう、いつのまにかインスタでつながって、なんとなく連絡をとりあう感じになってる。LINEだと「交換しよう」ってやらないといけない。
ツイッターですか? ツイッターは周りの子は全然やってない。わたしも何ヶ月もほぼ開いてない。ツイッターは文字ばかりで疲れるんですよ。
インスタはパッと見ただけで伝わる。ツイッターが新聞か雑誌だとすると、インスタは写真集みたいな感覚ですかね? それくらい違いますよ。
※ただ、若いユーザー全体が「LINEをつかわなくなってるか?」というとそうではなく、逆に中学生はインスタをつかわずに「LINEがすべて」という人もいる。LINEのステータスメッセージで「予定を共有(消えるカレンダー的な)」したり。 学校と家の往復がメインの中学生だと、インスタとの相性がよくないのかもしれない。素敵な写真が撮りにくいため。
4、ストーリーコンテンツの多様化「ユーチューバーごっこ」「絵文字マンガ」
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