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スマホをかざせば「宅配ボックス」が開き、アプリで決済すれば「集荷」もできる、中国の宅配アプリの便利さと宅配問題の話

中国現地に住んでいる「Nさん」に中国アプリについて寄稿いただきました。

目次ハイライト:

中国の宅配アプリ「快递易」
・QRコードで「宅配ボックス」が開けられる
・アプリと宅配ボックスで「集荷もできる」
・中国でも「宅配員の不足問題」が出ている

中国のバス/交通アプリ「车来了」
・中国でバスアプリが重宝されている理由
・シェアサイクルのマップ表示も便利
・交通アプリだけどソシャゲっぽい促進機能

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1、中国の宅配アプリ「快递易」

ネットショッピングなどの配送管理ができる「宅配便アプリ」です。

便利なところは、配送状況の確認ができること、荷物が届いたら「QRコード」をスマホで読み取って、宅配ボックスをすぐ開けられるところです。

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※ネットで買ったモノの配送状況を集約できる。タオバオに登録している電話番号などを登録すると、自動でアカウント連携される

中国で「宅配ボックス」が求められる理由

中国の宅配業者は、マンションの入口までは来ますが、家の前まで届けてくれません。それで「一階にいるから荷物を取りにきて」と電話をしてきます。

不在時は大手じゃないと「マンション内に届ければ問題ないでしょ」という感じで、入口や敷地内のコンビニ前に荷物が放置されたりします。

そうなると、宅配物の山から「自分宛の宅配物」を探し出さなくてはなりません。荷物の山を見ると、個人情報もプライバシーもないな…と笑えます。

わたしも初めてこの経験をした時は驚きました。配達員から「マンションのコンビニ前に置いてあるから」と電話がくるわけですから。笑

そんな状況なので、中国では「宅配ボックス」の設置は、安心と安全を与えてくれます。

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※中国のマンションは、塀で囲われている建物も多く、2〜3か所にある門からしか中に入れません。カードキーで門を開けて入ります。また、正面の入り口は門番がいて、その人に開けてもらうこともできます

アプリと宅配ボックスで「集荷もできる」

また、このアプリでは「宅配ボックス」に荷物を入れると、宅配便を送ることもできるようになっています。(まだ、対応地域が限られています)

アプリから配送先を入力して、配送料の決済を行うと、取扱番号が送られてくるので、それを入力して宅配ボックスを開けて、荷物を預けておきます。

そうすると、勝手に宅配員が集荷にきてくれる、という仕組みです。

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