メルカリで「赤ペン添削」地方学生が月5万円を稼ぐ。浪人生のクチコミなどで「お客さん100人超え」添削サービスがウケた理由
2名のスマホユーザーにインタビューしました。
目次:
・メルカリで「赤ペン添削」月5万円を稼いでいる大学生
・依頼者は「宅浪生」が多い。顧客は述べ100名を超える
・受験勉強における「解説や添削サービス」が売れた理由
・親バレを回避する「ステルス通販」短大生が行う背景
・メルカリが通販サイトより「安全だ」と感じるワケ
※このシリーズは定性調査を通じて、ユーザー行動や隠れたニーズを学ぶことを主目的としています。全体を正確に調査したものではありません。
1、メルカリで「赤ペン添削・過去問解説」を出品。地方の大学生が月に5万円を稼いでいる話
タケさん (鹿児島 大学生 19歳)
よくつかっているアプリを教えてください。
メルカリですね。大学の「過去問の解説」を受験生に売っています。自分で問題を解いてみて、解説を手書きでつくって、手紙と一緒に送っていて。
あと、希望者には「添削サービス」も提供しています。回答用紙を送ってもらって、そこに僕が赤ペンで書き込みして、それを返送してるんです。
もともとは、メルカリで参考書を売っていたのですが、こういうことをやればお金になるんじゃないか、と考えて3月からやり始めました。
月にどれくらい稼げていますか?
はじめは、月2,000円しか稼げなかったのですが、だんだんリピーターも増えてきて、いまは月5万円くらい稼げるようになりました。
売上の7割くらいが「回答の添削」、3割くらいが「過去問の解説」という感じです。想像以上に「添削のニーズ」があったのかなと感じます。
添削の料金は、過去問1年分につき、1教科500円〜800円程です。最初はもっと高めだったのですが全然売れなくて。この値段に落ち着きました。
普通にバイトするよりは全然いいです。鹿児島だと家庭教師の仕事も少ないので。自分は東大志望だったのでその経験が役立っています。
お客さんは「どういう人」が多いと感じますか?
塾には行かないで、自宅で勉強している「在宅浪人」の方が多いですね。浪人生仲間で拡散してもらえたことで、お客さんも増えてきていて。
お客さんの数は、述べ100人は超えていますが、リピーターの方も20人ほどいて。いま売上のほとんどがリピーターからになっています。
あと、よく依頼してくれる学生の方は「メルカリでものを売ったお金で添削をお願いしてる」と言っていました。笑
なぜ「解説や添削サービス」が売れたと思いますか?
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