確実に「おもしろい映画」にしか時間を捧げたくない。女子大生が語るYouTubeの「あらすじ解説動画」で予習してから映画をみる理由。
YouTubeの使い方について、3名にインタビューしました。
1、女子大生がYouTubeの「あらすじ解説動画」で予習して映画をみる話
2、借金200万円の30代男性が「パチンコ欲」をYouTubeで抑制できた話
3、野菜が苦手な6歳が「YouTuber」のおかげで野菜を食べられた話
※このシリーズは定性調査を通じて、ユーザー行動や隠れたニーズを学ぶことを主目的としています。全体を正確に調査したものではありません。
1、確実に「おもしろい映画」しかみたくない。女子大生に聞くYouTubeの「あらすじ解説動画」で予習する理由。
※ 埼玉県のサナさん(大学生 女性 21歳)
よく見ている「YouTube動画」を教えてください。
わたしは、DVDやアマゾンビデオで映画をみるのが好きなのですが、いつもYouTubeの「映画の解説動画」で予習をしてから映画をみます。
確実に「結末がおもしろい」とわかってる映画だけみたいからです。ネタバレは気にしません。映画をみる2時間がムダになるほうが嫌ですね。
2時間あればバイトも勉強もできます。YouTubeの動画もいっぱいみれます。だからその2時間はぜったいに楽しみたい。外したくないんです。
※2時間という時間を捧げるなら「確実におもしろいもの」に投資したいと。金曜ロードショーでジブリ映画などが毎回盛り上がるのも、「確実にたのしめることが確約された時間だから」という理由もあるのかもしれない。ある意味での「時間に対するコスト感覚」がどんどんシビアになっている。
映画のストーリーがわかってしまうと「つまらなくなる」という感覚はないんですか?
それより「おもしろい」ってわかってるものだけ見たい。最新映画でもネタバレ見ちゃう派ですね。お話以外にもたのしめるところがあるから。
起承転結がわかっていれば、人物の心理描写にも集中できるし、伏線とかにも気付きやすくなると思うんですよね。
たとえば、3,000円の10個入りの「高級チョコ」があったとして。中身がわからない状態で、パッケージだけみて買うの勇気いりませんか?
それより「この味とこの味が入ってます」って事前にわかっていて、「確実に楽しめそうだ」とわかったほうが、満足度が高いと思いませんか?
わたしがYouTubeで「映画の解説動画」を事前にみるのはそういう感覚なんです。
※YouTubeで映画の予習のために、よく見るのは「守鍬 刈雄のお暇なら映画でも」というチャンネル(登録者 11.6万人)。手描きイラストで映画のあらすじや見どころを、10〜15分程度で解説している。
スマホで映画をみることもあるんですか?
そうですね。アマゾンプライムビデオで「電車での移動時間」とか「授業からバイトまでの時間」みたいな、空き時間で映画をみてますね。
これもYouTubeで事前に「大まかな展開」を知っているから、細切れの時間でも映画を見やすくなっているのかなって。
集中していないと、重要なシーンとか伏線を見逃して楽しめないから。でも起承転結と結末がわかっていれば、なんとなく見ていても楽しめる。
ジャンル的には、恋愛映画は大画面で見る必要がないのでスマホでみます。あとホラーも怖いからあえてスマホで見ています。笑
◎2、YouTube動画でパチンコ欲を抑制。200万円の借金から脱却した30代男性の話。
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