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「3ヶ月でMAU50万人に」激戦のメッセージアプリ市場で「JOTT」がアメリカの中高生に支持された理由。

アメリカの学生の間で「JOTT」というメッセージングアプリが人気らしい。スタートアップ的なアプローチのおもしろい普及の仕方をしているアプリ。

どのくらい流行っているのか?

・3ヶ月で100万ダウンロード(MAU50万)されている。
・アメリカの10代(13〜18歳の中高生が中心)に支持されている。
・「生徒の80%が利用している」という学校もある。

ヒットの理由は「ネット通信不要」

・ヒットの理由はメッセージのやりとりに「ネット通信が不要」だから。
・端末間の通信でメッセージのやりとりが出来る。(30メートル以内)
・消えるテキストや写真(Snapchat的な)などの機能も。

隠れたニーズにハマッた

・(ネットにつながったスマホをもってないため)31%のティーンはテキストメッセージが出来ていなかった。
・主なユーザーは、iPodやiPadなどネット回線につながっていない端末。
・350人の中高生にヒアリングしたら「学校にいる間」にメッセージを送りあうニーズが高いことがわかった(メッセージの50%は「学校にいる時」)
・いまは学生特化だが、エベレストで遭難したとき、ネットが通じない飛行機の中などにも応用できる。

「ネット不要のメッセージアプリ」が、(キャリア契約した)スマホをまだもっていない中高生にすごく支持されている、という話でした。

以下「JOTT」のスクショです。「近くにいるユーザー」が表示される。

ユーザーがサジェストされる、それをTinder的なUIで左右に振り分けて○✕する。(インスタグラムで5人共通の友だちがいるよ、みたいに出ている)

テキストや写真はSnapchatのように「時限式」で消えるようになっている。これは、もうアメリカの10代にとっては、デフォ機能なのかも。

参照:
http://money.cnn.com/2015/06/19/technology/jott/index.html
http://q13fox.com/2015/06/22/teens-are-downloading-jott-like-crazy/


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