「パズドラはパズルゲームをつくったつもりはない」ガンホー森下社長がゲームづくりで大事にしていること。
日経MJ新聞9/19にガンホー森下社長のインタビューがのっていたのでメモ。
・パズドラを開発していた2011年はフィーチャーフォンのソーシャルゲームが流行っていた。ソーシャルゲームはあまり好きではなかった。世間の流れとは真逆にいってヒットした。
・パズドラはパズルゲームをつくったつもりはない。ユーザーがプレイするたび上達し、スキルが上がる達成感を得られるアクションゲーム。
・大事なのは魂を削り、徹底してこだわって作品をだすこと。ものづくりをきちっとやっていくのがゲーム産業の本質。
・よく子どもにゲームをプレイさせてiPhoneで動画撮影(これはマリオをウンだ任天堂の宮本さんを真似たとのこと)して、ミーティングの時にみんなで見る。「ほら、ここみてない」「そこ触っちゃうんだよね」など話す。
・子どもは無邪気。つまらなければつまらない。面白ければ面白いと言う。「またこのゲームがやりたい」というかは重要な反応。
・パズドラは翌月のリピート率97%以上。
・ガンホーフェスティバルは昨年2,5000人、今年3,1000人集まった。
なんか職人みたいな印象を受ける、うまいスープが出来ないと店を開かないラーメンおやじのよう。ガンホーのようなゲーム企業でさえ、ユーザーの反応をよく観察して大事につくっているのを見て、いかにゲームが水物というか成功が読めないかというのを感じる。
子どもに遊ばせた様子を撮影するというのは面白い、誰でもできそう。たしかに正直おもしろくないゲームって死ぬほどあるし、それを教えてくれる人ってなかなか周りにいないことが多いんだろうな。