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アリやハチも「過労死」することがある。そのときの条件とは?「働かないアリに意義がある」より

働かないアリに意義がある」という本が、なかなかおもしろかったので、簡単に気になったところをメモ。

ヒトとアリの「はたらき方」

ヒトとアリの「はたらき方」で、違いや共通点をまとめてみたイラスト。

気になったところメモ

・アリやハチにも「過労死」と呼べる現象がある。栽培のために「ハウス」の中に解き放たれたハチは、花がたくさんありすぎるため、短い寿命で死んでしまうことがあるらしい。

つまり「仕事にめぐまれすぎている」という条件下においておくと、アリやハチもついつい働きすぎてしまい、過労死してしまうことがあると。

・ミツバチの「8の字ダンス」には、花の方角と距離の情報がふくまれている。「8の字がどちらを向いているか」が方角、「描かれる8の字の回数」が距離を示している。(ミツバチ学者 フォンフォリッシュ博士の研究)

・アリは「エサの場所」をフェロモンをつかい仲間におしえるが、それは必ずしも「最短ルート」ではない。このとき、ごく一部「ルートを間違えて、たまたま最短距離を発見するアリ」がいたほうが、イノベーションが起きやすい。

アリには高度な知能はないけれど、かなり合理的な生存戦略に沿って、生きていることがわかって、勉強になった。

中身は「アリの生態研究本」なのだが、「仕事をさぼるアリ」が存在する理由など、会社でマネジメントしている人にも、役立つ本かもしれない。

参考書籍:働かないアリに意義がある