コマースアプリは画像が命、テキストは読まない。アイトラッキングしてみた結果。
plasticmobile(カナダのモバイル広告会社)のアプリのアイトラッキングの調査がおもしろかったのでメモ。
Best Buy(家電)、Hyatt(ホテル)、Pizza Pizza(ピザ)のコマースアプリにおいてのユーザー行動を観測したもの。
テキストは読まれない。
それぞれの商品ページでの目線をアイトラッキングで可視化したもの。"TimeSpent"の数字は滞在時間みたいなこと。
・ピザ(左)・・・ピザの画像・サイズ・値段に視線が集まった。
・家電(中)・・・画面半分は説明文だが読まれず。画像と値段に視線。
・ホテル(右)・・・こちらも商品説明はスキップ。画像と値段に視線。
⇒みんな画像ばっかみてるってこと。説明文よまず。
ユーザーのテンションは画像で上がる
アプリをひらいた時のユーザーの感情・テンション(脳波ヘッドセット的なもので測定)をみると家電とホテルのアプリが高い。
↓なぜか?
家電(中)とホテル(右)はアプリをひらくと、画像が全面的にでてくる。ピザ(左は)画像メインではあるがテキストやボタンも。
⇒画像がドーンと全画面ででるとユーザーテンションが上がる。文字でうだうだ説明するよりも画像でビジュアルに表現したほうがいい。
サクサク動かないアプリはストレスである
ロード時間とユーザー感情の相関性を見てみたデータが以下。
一番左の"OPEN APP"というところを見て欲しい。
・ピザ(赤)・・・起動時間7.2秒と遅いためイライラ。
・家電(黄色)・・・起動時間短いため快適。
・ホテル(青)・・・起動時間短く快適だが、つぎの遷移画面での読み込みが遅くユーザー感情が一気に低下。
⇒ロード時間が長くなるとイライラ。サクサクうごかないといけない。