プッシュ通知で「習慣化を促進」したら継続率が5%カイゼン、気持ちが高まる瞬間に「おめでとう」などで再訪率1.4倍、Reproが語るプッシュ通知とアプリ内メッセージ。
Reproのカスタマーサクセスの方に「プッシュ通知とアプリ内メッセージ」の効果を高める工夫を聞きました。
※ 本記事はRepro株式会社より、依頼を受けて執筆したPR記事です。記事の最後に「プッシュ通知のチェックシート」等の無料DLの告知もあります。
プッシュ通知とアプリ内メッセージ。
プッシュ通知とアプリ内メッセージは、特徴に合わせて使い分けることで、アプリの指標を高めることができます。
即効性が高いのは、課金や購入などの「コンバージョンに近いところ」と、離脱などの「落ち幅の大きいところ」を見つけて、施策を打つことです。
例えば、サブスク型のアプリなら、トライアル期間中に「どれだけ使ってもらえるか」が重要なので、定着のためのコミュニケーションに活用します。
プッシュ通知の主な要素は、「配信時間帯」「誰に送るか」「文言の内容」などです。この組み合わせによって反応率が変わります。
プッシュ通知の文言の「訴求の型」は大きく6パターンに分類できますが、とくに「投げかけ型」や「損失回避型」は反応率が良くておすすめです。
投げかけ型は「自分ゴト化」しやすい傾向にありますね。「何かにお困りですか?」と聞かれて「あ、困ってるな」となれば、自分で自分を動かしやすい。
文言のコツは「コンパクト×インパクト」です。はじめの「10文字くらい」に大事な情報を入れると反応率が高まります。
また、開封率を高めるには、配信時間を「適切な時間帯」に設定することが重要です。
最も開封率が高い時間は、そのアプリにおける「利用率が高い時間帯」であることが多いので、これを調べて配信すると良いと思います。
さらに配信時間は、18時など「ぴったりの時間」に送るよりも、17時55分や18時5分などズラして配信すると、開封率が若干上がるケースもあります。
リッチプッシュ通知で、プッシュ通知に「画像の添付」をすると、iOSではサムネイルが表示されることで、 視認性が良くなることもありますね。
1、プッシュ通知で「アプリ利用の習慣化を後押しする」
どのアプリにもおすすめなのは「習慣化のプッシュ通知」です。アプリ内のコアなアクションをプッシュ通知で促進できると継続率を改善できます。
妊娠・育児アプリの「ママケリー」さんでは、体温の計測というコアなアクションに着目することで、ユーザーの習慣化を促進しています。
具体的には、約1日アプリで体温を計測していないユーザーに、「基礎体温計測のお時間ですよ」とプッシュ通知でリマインドすることで、翌日の継続率を5%(5pt)改善できました。
ポイントは「最初の7日間」に習慣化を促進することです。ユーザーはアプリを1週間起動しないと、戻って来なくなってしまいます。
プッシュ通知の統計をみても、起動から7日以内の人と、起動から31日以上たった人では、プッシュ通知から戻ってくる確率って、本当に100倍くらい違います。
なので、新規ユーザーの最初の7日間は「アプリ起動を習慣にしてもらう1週間」と考えて、いかに休眠させずに呼び起こしていくかが大切です。
2、リマインドの通知で「売上やCVRを高める」
プッシュ通知には「重要なアクションの直前にいる人」を後押しして、売上やCVRを高める効果もあります。
例えば、EC・小売アプリの鉄板施策でいうと、プッシュ通知で「カートに入れたまま未購入のユーザー(カート落ちしているユーザー)」にリマインド通知を送るというものがあります。
あるアパレルアプリでは、カートに商品を入れて「1時間以内に購入に至らなかったユーザー」に対して、プッシュ通知で「お買い忘れありませんか?」と購入のリマインドを送るようにすると、CVRが大きく改善しました。
ちなみに、実はプッシュ通知って「直接タップして開封する人」よりも、「目で見て間接的に起動する人」のほうが圧倒的に多いです。
Repro Appのデータを見ても、プッシュ通知をタップして起動するユーザーは全体の10%程度。つまり、80~90%は目で見て開封している。
なので、カート落ちのリマインド施策でも「あ、買い忘れていた!」と、通知を見て思い出すような、間接効果のほうが大きいわけです。
これをRepro Appでは「みなし開封」と呼んでいます。定義は「通知から1時間以内に起動した人」を通知の影響で起動したものとして推計しています。
プッシュ通知って「直接タップする人」の数字だけ見ると小さく見えがちなのですけど、間接効果の影響が大きいチャネルなんです。
3、アプリ内メッセージを「気持ちが高まる瞬間」に表示したら再訪率が約1.5倍に。
アプリ内メッセージの事例です。タイミングよくユーザー体験に合わせたメッセージを出すことで、指標が大きく高まることがあります。
例えば、オークションアプリの「モバオク」さんでは、出品完了後に「出品してくれてありがとう」、落札完了後に「落札おめでとう」など、完了画面にメッセージを入れたところ、翌週の再訪問率が1.48倍に改善しました。
なぜ「完了画面」の効果が高かったかというと「ユーザーの気持ちが最も高まる瞬間」だからです。出品や落札の完了時って「嬉しい瞬間」ですよね。
これは指標が伸びただけではなく、アンケートやご意見ボックスにも「これを見て嬉しくなりました!」といった声が多く寄せられたそうです。
4、プッシュ通知の配信対象を「ユーザーが閲覧したページ」などでセグメントする。
プッシュ通知は「全体に配信」するだけではなくて、「セグメント配信」をすることでも効果を高めることができます。
例えば、ハンドメイドマーケットの「minne」さんでは、ユーザーが閲覧した「商品カテゴリ」に関連するプッシュ通知を送ることで、全体配信に比べると開封率が10%高くなりました。購入率にも良い影響が出たそうです。
これは、アプリ内で「文房具・ステーショナリー」のカテゴリを閲覧していたユーザーには、そのカテゴリの商品の通知を届けるイメージです。
余談ですが「プッシュ通知を送信する曜日」によっても、反応率に結構な差が出るケースもあるんですよ。
ある100万以上のユーザーを抱えるアプリでは、曜日でセグメントしてプッシュ通知を送ったところ、週末の反応率が1.5倍ほど高くなりました。
これは週末によくつかわれるアプリだったため、週の前半よりも後半にプッシュ通知を送った方が、ユーザーの反応が良かったんです。
5、検証を重ねて「勝ちパターン」を見つける
プッシュ通知は改善サイクルを回し続けて、そのアプリの「勝ちパターン」をうまく発見できると効率化につながります。
事例としては、ママ向けQ&Aアプリの「ママリ」さんでは、プッシュ通知の検証サイクルを回すことで、勝ちパターンを特定できたそうです。
例えば、朝には「今日のひとこと」を、昼と夜には回答数などの多かった「今日の質問」から抜粋して送ると、最も効果がありました。
またプッシュ通知の文章は、冒頭では感情的に訴求したり、最後は「…」で終えて続きが気になるようにすると、開封率が高くなったそうです。
このような、細かい改善を続けることで、プッシュ通知の開封率を20%高めることに成功しています。
許諾率を高めた工夫としては、ユーザーが「質問を投稿した直後」にプッシュ通知の許諾ダイアログを表示すると、許諾率が最も高くなったそうです。
コメント投稿後に通知許諾をとる方式は、有名SNSでも採用されています。これは「自分の投稿に対する反応」への関心が高いためだと思われます。
また、アプリ内メッセージも同様で、細かい検証でユーザーに伝わる文言を見つけることができます。
シェア買いアプリの「カウシェ」さんでは、あるセグメントのユーザーに「クーポンの使い方がうまく伝わっていない」という課題がありました。
この課題から文言を検証すると「クーポンをゲットする」よりも「クーポンコードをゲットする」などにするほうが、コードをコピーして使うことが伝わりやすくなって、CVR(購入率)が改善されることがわかりました。
施策の精度を高めるポイントは、このように「ユーザーの課題設定」からスタートすることだったそうです。
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