日本のアプリ開発者はアジアでチャレンジしたくなる?世界のモバイルゲーム市場データまとめ。(applift提供データより)
海外のマーケティング会社appliftさん(ベルリン・サンフランシスコ・ソウル)からインフォグラフィックが届いたので紹介。日本に特化して展開している開発者さんはこれを見てアジアや世界で挑戦したくなるかもしれません。
■グローバルでのモバイルゲーム売上推移
まず世界のモバイルゲームの市場規模。簡単にいうと、あと3年でスマホが67%アップ、タブレットが96%アップと約2倍になる見込み。
■2014年:217億ドル(スマホ152億ドル、タブレット65億ドル)
↓
■2017年:354億ドル(スマホ225億ドル、タブレット128億ドル)
タブレットゲームって今後すごい伸びるんですね、あとはクロームキャストみたいなのでテレビにうつしてゲームやったり、そういうのも出てくるでしょうし「大画面でも楽しいゲーム」ってのも今から考えておくといいのかもしれない。「Clash of Clan」のスーパーセルとかは確かタブレットに振り切ってゲーム設計していたはず。
■モバイルゲーム収益化ワールドマップ
ちょっと小さいんですけど見えますかね?アジアの市場規模の大きさがよくわかりますね。あと課金額には欧米&アジア一部とその他でかなり乖離がみられる。アジア人の感覚に近い日本人は欧米人よりチャンスが大きいと思う。
■北米
ゲーム市場売上(2014):49億ドル(前年比38%UP)
ゲームユーザー:1億5200万人(うち課金ユーザー6600万人)
平均課金額:6.21ドル
■西ヨーロッパ
ゲーム市場売上(2014):32億ドル(前年比25%UP)
ゲームユーザー:1億5300万人(うち課金ユーザー5300万人)
平均課金額:4.95ドル
■東ヨーロッパ
ゲーム市場売上(2014):6億3000万ドル(前年比39%UP)
ゲームユーザー:1億1000万人(うち課金ユーザー3500万人)
平均課金額:1.53ドル
■ラテンアメリカ
ゲーム市場売上(2014):5億1000万ドル(前年比33%UP)
ゲームユーザー:1億4800万人(うち課金ユーザー5700万人)
平均課金額:0.74ドル
■中東アジア&アフリカ
ゲーム市場売上(2014):3億8000万ドル(前年比29%UP)
ゲームユーザー:1億7800万人(うち課金ユーザー5900万人)
平均課金額:0.54ドル
■アジアパシフィック
ゲーム市場売上(2014):122億ドル(前年比25%UP)
ゲームユーザー:7億4000万人(うち課金ユーザー2億4300万人)
平均課金額:4.17ドル
■地域別のアピールポイント
これもおもしろい。一番上の段が「モバイルマーケットサイズ」、二段目が「成長力」、三段目が「収益化」、四段目が「1ユーザーあたりの(CPIベース)課金額」、5段目が「モバイルゲームパブリッシャー様へのグローバルアピールポイント」(?)
簡単にいうと、
・市場規模がでかいのはアジア(★5)と北米(★4)
・成長ポテンシャルが高いのがラテンアメリカ(★5)
・収益化しやすいのが北米(★5)と、西ヨーロッパとアジア(★4)
・1ユーザーあたりの課金額が強いのは、アメリカ・カナダ・日本・韓国・オーストラリア。
という感じでしょうか。
このグラフィックスの英語版は以下よりダウンロードできます。日本語版はapplift広報っぽい人に送っていただきました。
参照:http://www.applift.com/wp-content/downloads/Infographics/RELOADED/The-Global-Mobile-Games-Market-RELOADED.pdf