「画像を変えただけで、ダウンロード率が17%アップ」アプリストアのABテスト事例。
アプリストアのスクリーンショットのABテストデータメモ。「Škoda LittleDriver」という子供向けのドライブアプリの事例です。
3パターンのスクリーンショットを作成
まず3つのスクリーンショット(B,C,D)をつくった。オリジナルはAで、B,C,Dは背景変えたり、ユーザーの手を入れたり、派生デザインたち。
ダウンロード率は「B」が一番良かった。
それぞれのデザインのスクショのページに、300アクセスずつくらい流してみたところ、以下の様な結果になった。
「ダウンロードボタン」のクリック率
A:43%、B:50%、C:33%、D:48%
最悪の「C」と最高の「B」を比べると、ダウンロード率に17%もの差が出ている。スクリーンショットを変えただけなのに。
「2枚目以降のスクリーンショット」は見ない。
いずれのデザインも「スクリーンショットを2枚目以降まで見た人」は平均17%だった。つまり6人に5人は「1枚目のスクリーンショットしかみない」。
スクショを2枚目以降もみたユーザー率
A:18%、B:21%、C:11%、D:16%
ちなみに「アプリの説明文(ディスクリプション)を、すべて読んだユーザー」は1%しかいなかったとのこと。
まとめ
・スクリーンショットのデザインをすこし変えるだけで、ダウンロード率が17%も変わることがある。複雑なデザインや構図にするのは避けるべき。
・力を入れるのであれば「1枚目のスクリーンショット」だけでもOK。「2枚目のスクリーンショット」まで見ているのは、6人に1人くらいだから。
・説明文を100%読んでいる人は1%しかいなかった。説明文の改善をがんばるならスクリーンショットを頑張ったがいい。
・このABテストは海外の「SplitMetrics」というツールをつかって、擬似的なAppStoreページをつくり、そこにFacebook広告でアクセスを流して実施。
参照:http://bambooapps.eu/blog/current?id=49# (エストニアの「BAMBOO APPS」というアプリ開発会社のブログより)