テレビとソーシャルの不思議な関係。テレビ視聴中は、スマホやタブレットにとってはスキマ時間でもある。
Nielsenのテレビとソーシャルの調査がおもしろかったのでメモ。ソーシャルやスマホがテレビから時間を奪っているというが、実はその逆でもあるという話。
ソーシャルの普及が「テレビをみるきっかけ」になっている。
以下はソーシャルがテレビ視聴に与えた影響をグラフ化したもの。
多くの番組に注目するようになった:18⇒25%
テレビをリアルタイムで見るようになった:10⇒12%
邪魔が入るため、あまり見なくなった:3%⇒3%
※数字は2012年と2013年の比較
日本でも、ネットである番組(のあるコーナーやシーン)がおもしろいと話題になる⇒翌週から見てみよう(or全録したものを見てみよう)という流れはあると思う。テレビが不便なのはおもしろい番組なのかが時間をかけて見てみないとわからないこと。はてぶを見ていればおもしろいネットの記事が流れてきてそのままスマホで見れるように、テレビにもそういうのがあればいいのに。
民族ごとの傾向は?
上述の影響を民族別にわけたグラフが以下。
特徴としては、アジア人が一番ソーシャルがきっかけになってテレビ録画番組をしているらしい。放送されている番組数とかライフスタイルとか何かしら関係しているのだろうけど、なんでなんだろ?
テレビを見ながらみんな何をしているのか?
テレビを見ている間に、アメリカの人々が何をしているのかというのをグラフにしたのが以下。
■タブレットユーザー
・ネットサーフィン(66%)
・ショッピング(44%)
・俳優やアスリートについて調べる(41%)
・友だちに番組についてメール(23%)
・ソーシャルで番組のディスカッションを読む(18%)
■スマホユーザー
・ネットサーフィン(49%)
・ショッピング(24%)
・俳優やアスリートについて調べる(29%)
・友だちに番組についてメール(29%)
・ソーシャルで番組のディスカッションを読む(12%)
テレビとは分離した行動(ネットサーフィン、ショッピング)をしている人も多い。そう考えるとテレビを見ている時間も、長めの隙間時間なのかもしれない。自分自身もテレビみているときは大体スマホいじっている。音声だけ聞いていれば大体のことは頭に入るし、CMや前振りの時間が長いのでけっこうその時間がヒマだから。下手したらyoutubeやニコニコみながらテレビ見ている人もけっこう多いのかもしれない。
まとめ
・ソーシャルがテレビをみるきっかけにもなっている。
・テレビ時間とスマホ時間はけっこう重なっている。(一日の自由時間は3時間でテレビを3時間みるけど、スマホも2時間いじっているということがありえる)