Coiney(コイニー)のようなスマホクレカ決済ってATMがない山奥やド田舎でこそ使われるべきサービスなんだね。
先日サイバーエージェント主催のAES(アドエンジニアリングサミット)というイベントで、コイニーの代表の佐俣さんの講演を聞いた。(佐俣さんは元ペイパルの人なんだね)
Coiney(コイニー)って知ってますか?
スマホのイヤフォンジャックにコインみたいなちっこし機械を差し込むだけで、クレジットカード決済ができちゃうというサービス。※amazonで買えるけど、まず加盟店審査を通さないとつかえないみたい。
SPIKEは手数料0円だけど、ネットでクレカ番号を打ち込む必要があるので、実店舗だとコイニーとかのほうが導入しやすいかな。
手数料も3.24%で激安なので、
人件費とか管理コスト考えると店舗はこういうのでよくない?
以下講演からおもしろかったとこをメモ。
コイニーの予想外な使われ方
コイニーをつかっているのは、半分は個人、半分は法人。
・離島のツアーガイドさん・・・観光客のにツアー中にお金を受け取る、それを離島で現金で持ち歩くのは大変。
・お寺の宿代の決済・・・お寺には意外と海外からの客がくる、海外の人が山奥まできて現金足りなかったら、母国に取りに戻らないといけない。
・動物病院・・・保険適用外のサービスが多く、高額になりやすい。お客さんが大金を現金で持参するのは大変。
⇒つまり「大金や現金が必要なシーン、お金をもっていきにくい場所」はカード決済ができるとすごく重宝すると(田舎、山奥、ATMがないとこなど
その他
・ダイナースが飲食店に強いのは、創業者が飲食店のツケ払いをしたいと考えではじめたから。
・ペイパルのアメリカのチーフが、日本のSuicaをおみやげにしているのを見た。「これで自販機でジュース買えるんだぜ」「コンビニでお菓子買えるんだぜ」って自慢するくらい、当時はクールなものと認識されていた。
・日本のGDPのうちクレジットカード決済率は12%、韓国・アメリカ・イギリスは50%超えている。韓国では「クレカ決済したら税金免除します」という政策で一気に普及した。(※国からしてもクレカなら、脱税などのリスクもないしメリットがあるとのこと、たしかに)
・カード会社は「1万円で何かを買った」ということはわかるがクレカ決済の中身内訳を見れない。ペイパルが、この数年ショッピングカートの会社をどんどん買収しているのはそういう理由。
なんというか話を聞いてみておもったけど、この市場ってめちゃくちゃ巨大だから、1社しか生き残れないわけではないんだろうね、携帯電話みたいに手数料が一定のところで下げ止まったら、均衡状態になりそうな予感。