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女子大生が語る「泊まる場所」も決めずに旅行にいく理由。スマホで行きながら調べればいいから。SNSで「旅行いってきましたより、いま旅行いってます」の価値が上がる話

泊まる場所も決めないで「スマホで調べながら旅行に行く」という大学生にインタビューしました。

目次:
・スマホで行きながら調べればいいから「旅行の計画を立てない」
・旅行いってきましたより「いま旅行いってます」である理由
・みんなにその場で意見を聞く。ストーリーのアンケート機能
・見るだけじゃなくて「参加できる体験」のほうが惹かれる
・Airbnbの「チャットUI型の宿泊アプリ」であることの価値

※このシリーズは定性調査を通じて、ユーザー行動や隠れたニーズを学ぶことを主目的としています。全体を正確に調査したものではありません。

東京都のリエさん(19歳 大学生)

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リエさんは旅行にいくときに「あまり予定をたてない」そうですが本当ですか?

はいそうです。このまえは、青森の「ねぶた祭り」に行ってきたんですよ。女の友達と二人だったんですけど。 泊まるところも決めずに出かけて。

決めていたのは「11時に集合。ねぶた祭りに行く」だけ。あとは行きながらスマホで調べるんです。どうやっていくんだろう?って。

それで、青春18きっぷだと安いけど間に合わないから、新幹線のチケットを東京駅で買うことにしました。

青森に着いたらどうするんですか。

青森に着いてからも、なにするか決めてなかったので、お腹が空いたらグーグルで「青森駅 グルメ」って調べてお店を探して。

その都度その都度、「あ、ここよさそう」「あ、ここ行こうよ」ってそこにいく感じなんです。ほんとに全部ノープランで。

結構、周りにもそういう人います。旅行いくときってガチガチに予定とか組まないです。だって、スマホがあればどうにでもなるじゃないですか。笑

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結局「泊まるところ」ってどう見つけたんですか。

ねぶた祭りが終わって「じゃあ、どこ泊まろうか?」ってなって。夜の22時くらいに。そこからスマホで泊まる場所を探しはじめました。

でも、ホテルもいっぱいで、Airbnbも空いてなくて。グーグルで「青森 ネカフェ」「青森 カラオケ」とか調べても埋まっていて。

困ったなあと思って。それで「Deaps」というアプリとかで、周辺スポットを調べてたら、近くに24時間営業のスパがみつかったんですよ。

そのあと、また調べたら「ねぶた祭りの後にここで仮眠しました」みたいなクチコミもみつかって。結局そこでお風呂にはいって仮眠しました。

次の日もまた、スマホで調べて八戸までいって、魚とか貝をその場で焼いてくれるところで、ご飯を食べてから帰ってきました。

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※集合時間と目的地以外は「スマホで行きながら調べてしまう」

「スマホで調べられる」は納得なのですが、ほかにも「ノープランな旅行」をする理由ってあるんでしょうか。

いま、インスタのストーリーで「いまこういう状況だよ」って、みんなに伝えられるじゃないですか。

だから、ノープランで行ったほうが、みんなをビックリさせられるし、おもしろいことも起こりやすい、みたいなのはあると思う。

旅行いってきましたより、いま旅行いってますなんですよ。いまいってますっていうと「どこにいんの?」とか反応が来てたのしいから。

計画を立てて旅行いくのもいいけど、それだと「ふつうの旅」みたいな感じがする。インスタのせるなら「話のネタ」になったほうがいい。

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※いろいろ話を聞きつつ「こんな感じだろうか」と図にまとめたもの。SNSでの「いま行っています」+「周りとのコミュニケーション」で、旅がよりたのしくなるという感覚があるそうです。ストーリーによって「動画+リアルタイム」で発信できるようになったのもありそう。

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