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証明写真だって盛りたいから「証明プリ」タピオカの競合は「スタバのフラペチーノ説」プリクラ好き女子に聞く「最近のプリクラ」

今回は、プリクラ好き女子のKさん(20代)に、最近のプリクラなどについて、解説/レポートしてもらった結果をまとめました。

目次:
1、証明写真だって盛りたいから「証明プリ」
2、タピオカドリンクの競合は「スタバのフラペチーノ」
3、プリクラを「ゲーセンの上」に置かないで
4、プリクラは「受け身で撮られる」からこそ楽しい
5、SNSに投稿してもらうには「言い訳を用意してあげる」
6、インスタのストーリーに載せたくなる「プリクラの工夫」
7、時代によって変化する「プリクラの形とサイズ」
8、プリクラの月額課金「お金を払ってしまう理由」
9、なぜSNOWはプリクラを駆逐できなかったのか?
10、気に入ったプリクラの機能

※このシリーズは定性調査を通じて、ユーザー行動や隠れたニーズを学ぶことを主目的としています。全体を正確に調査したものではありません。

1、証明写真だって盛りたいから「証明プリ」

最近のプリクラには「証明プリ」という機能がついていて。これは「証明写真の代わり」になるプリクラなんです。

背景も白くできて加工も少なめにできる。しかも、肌もキレイにできるし、髪色とかも暗めに調整できるんですよ。適度に盛れるというか。

しかも、プリクラのノリで「バッチリ決めてね!」って気分を盛りあげてくれたりするし、前髪直しタイムまであります。笑

それに比べて、証明写真ってひどいですよね。めちゃブスに写るくせに800円とかする。プリクラなら400円で撮影できるので。

証明写真だって可愛く盛りたいですよ。パスポートとかもそうです。

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※実際に「証明写真と証明プリ」を撮り比べてもらって、感想などをまとめてもらった結果。証明プリは「安くて可愛く撮れる」という。証明プリは2〜3年くらい前からあるらしい。

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※余談ですが、証明プリ公式サイトのよくある質問に「面接に落ちたので返金してほしい」という項目があって気になりました。盛れすぎて落ちたという意味なのか、盛れなくて落ちたという意味なのか...?

2、タピオカドリンクの競合は「スタバのフラペチーノ」

最近、タピオカが流行ってるのは「写真に撮りたいから」ですよ。タピオカはおしゃれって空気があって。プリクラやインスタに載せたい。

だから、タピオカって「スタバのフラペチーノの進化版」なんですよ。女子が「スタバを持って撮る」あれの進化形みたいな。

しかも、フラペチーノは溶けるけどタピオカって溶けない。あまり太らなそうだから罪悪感もない。色とかパッケージも可愛い。

だから、500円〜700円とかでも買っちゃう。笑

わたしの行ったプリクラコーナーにも、タピオカ持ってる人いました。お店から5分くらい離れてるのに。溶けないしこぼれにくいからだと思う。

だから「溶けにくくて可愛いアイス」とかあったら流行りそうですよね。

あと「ドット柄」も流行ってませんか? ファッションとか文房具でも。ベージュの手帳に「タピオカ柄」描いているのもインスタで見かけます。

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3、プリクラを「ゲーセンの上」に置かないで

プリクラって「ゲーセンの中」にあるじゃないですか。わたしそれやめたほうがいいと思うんですよ。

ゲーセンってうるさいし、男の人ばかりじゃないですか。かわいい場所じゃないし世界観が壊れる。

パチンコ屋の上におしゃれカフェがあるようなもの。笑

わたしはゲーセンと一緒のメリットは感じないです。両替機があることくらい。ゲーセンのついでより「完全にプリクラを撮るため」に行くので。

だったら、原宿のおしゃれなカフェとかに、内装を可愛くして音楽も雰囲気に合わせて、そこにプリクラをたくさん置いて欲しいなって思います。

そのカフェの中で、可愛いタピオカとかアイスとかを、売ってくれれば自然なんじゃないかなって。

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4、プリクラは「受け身で撮られる」からこそ楽しい

ある機種にセルフシャッターがついてたのですが、それはちょっと微妙だと思いました。だって「受け身で撮られるからこそプリクラ」だと思うから。

カウントダウンがあって「どうするどうする?」ってポーズをとって。追い込まれて撮るからたのしい。そういう感覚があると思うんですよね。

ちなみに、プリクラって「カウントダウン」があるから起こる、女子の心理戦みたいなものもあって。笑

たとえば「変顔しよ〜」って言って。最初は全力だったのに直前で「かわいい変顔」にゆるめて。罠にはめられてSNSに投稿されたり。

あとは、カウントダウン直前に、手を置いて輪郭を隠す子とか、一歩下がって小顔に写ろうとする子とか、結構あるあるかなって思いますよ。

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5、SNSに投稿してもらうには「言い訳を用意してあげる」

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