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気の合わないリア友よりも「SNSの趣味友」と好きを深く追いかける。好きバラバラ時代の友達観や親との違いを語る女子大生の話

2名のスマホユーザーにインタビューしました。

目次:
1、気の合わないリア友より「SNSの趣味友」と好きを深く追いかける
2、ラクマで「汚れても悲しくならない」子供服を買う30代ママの心理

※このシリーズは定性調査を通じて、ユーザー行動や隠れたニーズを学ぶことを主目的としています。全体を正確に調査したものではありません。

1、気の合わないリア友より「SNSの趣味友」と好きを深く追いかける。好きバラバラ時代の友達観を語る女子大生

※ 東京都のヤマダさん(21歳 大学生 女性)にお話を伺いました。

○ お母さんが「合わない人」と付き合うことに違和感

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わたしは母と話していて「なぜそんなことするの?」と思うことがあって。それは「自分と合わない人と関わる」ということなんです。

お母さんは、友人とかパート先の「自分と合わないな」と感じる人とも、ランチに行ったり出かけたり、上辺だけの付き合いをするらしくて。

これを最初、わたしと母の「性格の差」だと思ったんですけど、わたしの周りであまり見かけないので「世代の差」もあるのかなと感じました。

わたしは、部活でも学部でも合わない人とは話さない。ノリで「遊ぼうよ」となったとしても、人を見て行くかどうかを考えます。

お母さんはみんなに好かれようとする。わたしは自分が納得するかが大事。
わたしの感覚では「嫌なら必要以上に関わらなくても」と違和感がある。

でも、お母さんの行動は、1回で見切りをつけるんじゃなくて、相手を知ろうとする行動だなとも思ったんです。自分にはなかったことだなと。

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○ スマホ世代は「合わないリア友」と無理に付き合わずに「SNSで趣味友」をつくって楽しんでいる?

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お母さんと違うのは、その代わり「SNSの友達」と話すこと。わたしも前ジブリアカをつくっていて。ツイッターで出会った子と仲良くなりました。

周りにジブリが好きな子がいなかったから。趣味のアカウントをつくって、仲良くなった子とLINEを交換して話したりします

熱狂的にアイドルが好きな友達も、趣味の話をするときにはツイッターで、アイドルのイベントもツイッターの友達と行っていますね。

お母さんの場合は「この人とは性格が合わないけど、ネコ好きなところは気が合うからご飯に行く」とかがあるんですけど。

わたしの感覚では「もっといい人いる。SNSでネコ好きと話せばいいのに」と思ってしまいます。

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○ 共通の流行が減り「好きなものバラバラ」なスマホ世代

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今ってみんなが共通でハマった「共通の話題」というものが、だんだん減ってきているのかなって思います。

好きなユーチューバーを聞いてもバラバラ。好きなものを語ってもみんなはわからないのが当たり前です。好きなものが同じだったら奇跡。笑

友達とSNSでつながっていても、「趣味用とリア友用」で分けているから、何を深く追っているかを読み取れないことも多くて。

昔ってみんな一つのものが好きで、○○世代みたいなに言って、私たちの世代でも「AKB」とかはあったのかなと思うんですけど。

逆に今は大きな流行は少ないけど、みんなそれぞれが好きなものを極めて、自分が好きなものに対する知識はすごい、みたいになっている。

食べ物の話題とかは共通だと思うけど。ユーチューバーやアーティストやインフルエンサーはバラバラですよね。

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○ スマホで「自分しかいない空間」にも他人が入ってくる

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今はスマホで「他人にこう思われてる」というのが見えやすくなっていて、自分の知らないところで、誰が何してるのかも見えてしまいます。

すると「自分しかいないはずの空間」なのに、スマホを介して他人がいつの間にか入り込んできて、余計な情報まで入ってきてしまうんです。

頑張って意識しないと、悪口も目に入りやすいし、自分に対してじゃなくても誹謗中傷もツイッターとかで、たくさんみかけます。

気にしなくていいことも気にする。でも周りの目を気にすると動けない。みんな「自分の軸」を持たなきゃと思ってる。

だからインフルエンサーの「周りを気にしないでいい。自分らしくていい」という声が、素敵にみえて共感されるのかなと思います。

SNS仕上げ

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